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対岸の火事だと思ったら大違い!?ヨーロッパで麻疹が流行中

 

WHOの報告によると、ここ数年間ヨーロッパの麻疹(はしか)の発生が急激に増えているようです。

 

成功したかに見えた麻疹撲滅計画

ヨーロッパと旧ソビエト連邦の53ヵ国では、2002年にこの地域から麻疹を2010年までに排除することを目標に、

 

2回のMMRワクチンの接種

・麻疹にかかりやすい人への補足的ワクチン接種

・検査や診断と症例調査の強化

 

などを行ってきました。

この成果で、2007年には人口100万人あたりの麻疹の発生率が7.8人まで減少していました。

 

ワクチン接種が行き届かないロマ族で感染が拡大

しかし、2008年にイギリスやスイスで麻疹の流行が起こり、2009年から2010年にはブルガリアで24,000人規模の大流行となりました。このとき、24人の死者も出ています。

このブルガリアでの大流行の中心は定住していないロマ族と言われており、この部族のワクチン接種率が低かったため、ドイツで発生した麻疹が広がり、ロマ族で流行したと考えられています。

 

その後、この株がスペイン、トルコ、ドイツへの広がりました。

フランスでも2008年頃から増加し始め、さらにベルギー、ブルガリア、…と各国へ感染が拡大し、過去3年間で9万人が感染したと報告されています。

 

ワクチンの重要性は日本でも同じ

今回のヨーロッパの麻疹感染は、その半数が15歳以上で、ワクチン歴のない人が45%、1回ワクチンを接種した人は7.4%、2回接種は2.1%でした残りはワクチン接種歴がわからない人であり、接種していない可能性が高いと思われます。このことから、ワクチンの効果は十分あるのもの、その完全施行が課題であることがわかってきました。

 

今ヨーロッパでは、麻疹と風疹の完全排除目標を2015年まで延期して、ワクチン接種を徹底させようとしています。

 

対岸の火事ではない

日本では現在麻疹の発生報告が年間500人以下になっています。

しかし、ヨーロッパと同じように、ワクチンを受けていない人がおよそ20万人いると考えられています。海外旅行や海外出張が増加する現代社会では、海外の病気はいつ国内に来てもおかしくありません。

 

風疹のように大流行の可能性があるため、日本での麻疹の再流行を防ぐためにも、世母接種をきちんと受けましょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/09/21-370200.php)

著者: rosyさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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