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気になる病気・症状

大人とは原因が異なる?乳児特有の「乳児ボツリヌス症」とは?

はちみつ

 

様々な食中毒の原因の中で、ボツリヌス菌はよく知られた原因菌のひとつかと思います。

大人が感染すると吐き気や嘔吐などの症状を引き起こすボツリヌス菌。

乳児が感染した時に特有の「乳児ボツリヌス症」という食中毒をご存知ですか?

 

■大人のボツリヌス症との違い

通常のボツリヌス症は、クロストリジウム属のボツリヌス菌という最近が作り出す毒素(ボツリヌス毒素)を摂取することで起こる食中毒です。ハムやソーセージなどの食肉加工品や、缶詰やレトルト食品などが原因となってのボツリヌス食中毒が多く報告されています。

しかし、乳児ボツリヌス症はボツリヌス毒素の摂取ではなく、ボツリヌス菌の芽胞を摂取することで起こるものです。

ボツリヌス菌の芽胞の状態では毒性はありませんが、乳児の体内に入ると発芽して毒素をつくり、症状を引き起こします。

乳児はまだ腸が未発達で長さも短いために中毒症状を起こすとされています。

 

■乳児への感染経路

乳児へのボツリヌス菌の感染経路のほとんどが、蜂蜜を食べたことによるものです。

ボツリヌス菌とボツリヌス毒素自体は、十分に加熱することで無毒化することができますが、芽胞の状態のボツリヌス菌は非常に熱に強く、一般的な加熱殺菌処理ではほとんど影響なく、そのまま残ってしまいます。

よって、生の蜂蜜はもちろん、加熱殺菌をした蜂蜜であっても、ボツリヌス菌の芽胞はそのまま乳児の体内に入り、その後発芽して毒素を作ってしまいます

 

■症状と対処方

乳児ボツリヌス症の主な症状は、便秘や吐き気などの消化器系の症状や、それに続く全身の脱力症状が起きることが多いようです。首の据わりが悪くなるなどが報告されていますが、これらの症状によって命が危険にさらされることはほぼありません。

 

 

乳児はまだ体は機能が未発達であり、私達大人にとっては何の影響もないであろうことでも、病気の原因になりかねません。

もちろん大人も衛生管理や生活習慣等に気をつけることが日々大切ですが、乳児のまわりの環境や口に入るものは特に気をつけるようにしましょう。

 

(イラスト by: //www.irasutoya.com/2013/05/blog-post_4357.html )

著者: ミシェルさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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