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アジア圏で多発!「嘔吐型セレウス菌中毒」とは 特徴・症状・予防法

ごはん

 

米飯は私たち日本人の食卓には欠かせないものですね。

ですが、その米飯が原因となっておこることが多い食中毒のひとつが、嘔吐型セレウス菌食中毒です。

 

■どんな食中毒?

セレウス菌は普段、芽胞の状態で存在しています。芽胞とは、植物の種のような状態です。

そして、自身に適した栄養や温度などの環境が整うと発芽し、増殖します。

嘔吐型のセレウス菌は、食品の中で増殖しながら毒素を作ります。この毒素によって激しい吐き気や嘔吐がおこります。通常、発熱はしません。

芽胞は熱に強いため、通常の調理過程で死滅させるのは困難で、調理後の食品の中で発芽してしまいます。また、嘔吐型のセレウス菌の作る毒素も熱に強いため、加熱調理で無毒化することはほとんどできません。そのため、食前の加熱による予防はできないという特徴があります。

また、セレウス菌の中でも嘔吐型は特に米飯に多く見られ、そのため日本をはじめアジアでの発生率が高いようです。

 

■予防法は?

嘔吐型のセレウス菌は、芽胞の状態では熱に大変強く、加熱処理でも死滅しません

また、発芽後の菌は熱で殺菌できますが、菌の作る毒素は130℃近い温度で90分加熱しても安定しており、無毒化することはとても困難です。

 

それでも、予防法がないわけではありません。

 

食材は新鮮な物を選ぶ

・保存期間を長くとらず、新鮮な食材をなるべく早く調理する

・調理の際は十分に加熱する(菌自体は熱で殺菌できるので)

・調理した食材も、なるべく保存はせず「使いきり・食べきり」を心がける

・特に米を使用した料理は大量調理して保存することは避ける

 (時間をおいて再加熱して食すことも避ける。毒素は加熱しても残るため)

 

これらのことに気をつけましょう。

 

 

もしも吐き気や嘔吐、腹痛等の症状が出たら、発熱がなくても医療機関に受診し、適切な対応をしましょう。通常、セレウス菌による食中毒は特別な治療は必要ありません。脱水症状に気をつけて安静にしていれば、一両日中に症状は治まります。ですが、免疫力が低下しているなど、場合によっては他の病気に繋がることも稀にあるので、注意しましょう。

 

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/19481?title=%E7%82%8A%E3%81%84%E3%81%9F%E7%99%BD%E7%B1%B3 )

著者: ミシェルさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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