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狂犬病は犬だけがかかる病気じゃない!輸入される狂犬病の脅威!エボラ出血熱での日本の感染例…エボラ出血熱に似た感染症とは

日本では1957年に撲滅されたと言われている狂犬病。しかし世界ではまだ多くの国で発生しています。そのため、日本にも入ってくる可能性は十分にあるのです。

 

海外で感染、二次感染の可能性

2006年には、フィリピンで犬に噛まれた経験がある方が、国内で狂犬病を発症、亡くなるという事件が起きています。

 

当初発熱と幻覚で入院し、医師は狂犬病を疑いましたが、本人が海外での動物との接触を否定したため、診断が困難な状況でした。しかし、フィリピンとの往復を続けていたことと、家族からフィリピンで犬に噛まれたことを確認できたことから狂犬病と判定、治療を開始しましたが、多臓器不全で亡くなっています。国内では実に36年ぶりの狂犬病の発生でした。

  

輸入ペットの狂犬病検査

狂犬病は、名前から犬がかかる病気と思われがちですが、ほ乳類のほとんどが感染する病気です。

 

海外ではコウモリ・アライグマ・キツネ、さらにアフリカではジャッカル・マングースが主な感染源となっています。このため、日本人が海外で狂犬病に対する危機感が低くなっている可能性もあります。

 

さらに、現在海外から多くの動物がペットとして輸入されていますが、このうち狂犬病の検査を義務づけられているのは、犬・ネコ・アライグマ・キツネ・スカンクの5種類だけです。

 

一般に、輸入検疫の期間に狂犬病であれば発症するので、検査はしなくても水際でほぼストップできます。しかし、汚染国から狂犬病をもった動物が入ってくる可能性もゼロではありません。

 

噛む事件の多いフェレットやリスなどは検査対象ではないため、きちんとしたルートで輸入されているかが重要です。

 

診断できない狂犬病

現在、国内では長い間狂犬病と診断される発生例がなく、医療現場でも狂犬病をみたことがない医師がほとんどになっています。そのため、もしかしたら狂犬病が見逃されているかもしれません。

 

感染するとほとんど治療手段がない狂犬病。潜伏期間中の二次感染が心配されます。海外で動物との事故があった場合には、予防的措置としてすぐにワクチンを接種しましょう。また、気になる症状と心当たりのある場合には、医師にそのことを正確に伝えることが大切です。 

 

 

犬だけの病気だと思ったら大違い!発展途上国に多い「狂犬病」とは

狂犬病というと、日本国内で生活している限りは疎遠な病気になりました。しかし世界に目を向けてみるとその数は少ないとは言えない病気です。日本やオーストラリアなどの島国や、ヨーロッパの一部ではほぼ見られなくなっていますが、北米やインドそして特に発展途上国で多く見られているのが狂犬病です。

 

 

人獣共通感染症

狂犬病と言う名前から「犬」に感染する病気というイメージを抱きがちですが、実際は人間を含めた哺乳類すべてに感染することのできる病気というところにこの病気の怖さがあります。かつての狂犬病の注射が義務づけられる前の、野犬の多かったころの日本もそうですが、現在はインドなど、特に犬から人間への感染が非常に多いため、狂犬病という言葉になっています。しかし、実際はコウモリやキツネなどからの感染例もあります。

 

感染方法

狂犬病の大きな特徴は、感染している動物の唾液中に高濃度でウイルスが含まれていることです。そのため感染した動物に咬まれるとそのウイルスが体内に侵入します。これが最も有名な感染方法かもしれません。しかし、咬まれなければいいというものではありません。要するに唾液中のウイルスが体内に入れば感染となるのですから、ちょっとした傷を感染動物になめられることでも感染しますし、傷ではなくて、目や鼻、口などの粘膜からもウイルスは入り込みます。

 

治療方法はない

感染して発病してしまった場合、ほとんどが死亡してしまうほど、死亡率が非常に高いのが狂犬病です。発病後に救命がなされたのがこれまでで数例であり、年間、全世界で数万人の死者が出ていることから考えると非常に稀な例だと分かります。そのため、狂犬病に感染している可能性のある動物と上記のような接触をした場合、すぐにワクチンを接種することが必要になります。

 

 

日本では国内からの感染発現は見られなくなった狂犬病ですが、世界に目を向けると未だ非常に多くの感染があります。そのため海外から持ち込まれた発病の例も年間数件程度あるのが現状です。

 

 

実はあなたもはまる落とし穴 誤解されがちな「狂犬病」3つの勘違い

世界の中で狂犬病が発生していない、国は日本やオーストラリア、ハワイやイギリスなどの11の国と地域だけです。そのため、日本にいると狂犬病という感染症に対して疎くなってしまいますが、インドを筆頭にアフリカやアジア、中南米のほとんどの国で流行している感染症です。したがってこれらの地域を旅行や仕事で訪れる場合は、正しい知識が必要です。

 

 

狂犬病の勘違い1

 

狂犬病は動物に咬まれることのみで感染する!

狂犬病は感染源の動物に咬まれると感染するという感染経路が有名だと思います。しかし、特殊な例としてコウモリの洞窟の中に入り、狂犬病に感染したコウモリの唾液が飛散して、微細な粒子になったものを吸い込んでしまい感染したと言う例もあるようです。これを聞くと、「狂犬病は空気感染するのか?」と思うかもしれません。しかし、その可能性は極めて低いのです。なぜならば、狂犬病のウイルス自体は比較的不安定で、乾燥や熱によって簡単にその効力を失うのです。そのため感染源の動物からウイルスをもらうのは、ほとんどが傷からの侵入ということになります。

 

狂犬病の勘違い2

 

予防接種をすれば安心!

狂犬病の常在地に長期間滞在する場合などは、あらかじめ狂犬病の予防接種をしていくと思います。しかし、予防接種を済ませたからと言って安心というわけではありません。予防接種をした状態であっても、狂犬病の感染源と思われる動物に咬まれるなどした場合は、必ず再びワクチン接種を受けなければなりません。

 

狂犬病の勘違い3

 

狂犬病の検査をしてもらえる!

旅行先で狂犬病と疑われる動物に咬まれるなどした場合、その人は狂犬病に感染していることが疑われます。しかし、だからと言って「狂犬病に感染しているかどうか検査してください」というわけにはいきません。なぜならば、現段階では狂犬病を早期に診断する検査方法がないからです。そのため感染が疑われる場合はすぐにワクチンを接種するということになります。

 

 

予防接種の効果や、感染方法などを正しく知らなければ、対策を講じていたとしても有効に働かなくなってしまいますので気をつけましょう。

 

 

知っていますか?エボラ出血熱での日本の感染例…エボラ出血熱から考えられる後遺症

致死率が非常に高い感染症であるエボラ出血熱の流行は、そのほとんどが自然宿主の多いアフリカです。

日本ではまずかからないだろう、と思っている方もいるかもしれませんが、どうやら日本にもエボラ出血熱患者がいたようです。

 

数十年前のエボラ出血熱患者がいた!?

アフリカ旅行者の中にエボラ出血熱感染例が一度あったと言われています。

エボラ出血熱に感染すると致死率は70%以上と言われていますが、日本人感染者は無事助かったとの話があります。

ただ、それがいつのことなのか、性別や年などは現時点では公表資料がありません。

 

 

日本国内での感染は考えにくい

数十年前にいたとされる日本のエボラ出血熱の患者も、アフリカに渡航した方だったと言われており、国内での感染ではありません。

エボラウィルスを持っていると考えられるコウモリの種類の生息域から、日本国内でエボラ出血熱が大流行する可能性は低いです。

ただし、食用猿などの輸入でエボラウィルスが国内に入り込む危険性があり、検疫体制の見直しの必要性があるとの意見も存在しています。

 

後遺症よりも致命率が高い

エボラ出血熱にかかった場合、後遺症が残るかもしれないという心配よりも命を失う心配が必要です。

後遺症が残る可能性は何%という数字が出ていませんが、致命率(致死率)は70%以上、場合によって90%程度になると言われています。

10人いれば7から9人の患者は亡くなってしまうので、後遺症についてはあまり数字が出てこない可能性もあります。

もしも後遺症が残るとすれば考えられるのは、臓器不全(適切に治療しないと死に至ります)、失明などがあります。

 

エボラ出血熱以外にもアフリカではさまざまな感染症が流行しやすく、治安が悪い地域が多いことからも、準備なしにアフリカに行くことは危険です。

外務省ホームページなどで現在の安全を確かめて、場合によっては渡航を考え直した方がよいでしょう。

 

 

日本ではあまり知られていない「ラッサ熱」は4大出血熱の一つ

ラッサ熱は、急性ウイルス感染症で、致死率が高い感染症です。

国内には、1987年にシエラレオネから帰国した人の発症例があります。

  

4大ウイルス性出血熱の一つ

西アフリカ一帯でみられるラッサ熱は、マールブルグ病、エボラ出血熱、クリミア・今後出血熱と合わせて4大ウイルス性出血熱に数えられます。

 

1969年に最初の患者が発生した「ラッサ」村に由来して、この名が付けられました。

ウイルスに感染すると、皮膚や内臓に出血し、高熱を出します。

ラッサ熱は、重症のインフルエンザのような症状に始まり、さらに重症化すると、下血・吐血などの出血から、死に至ります。

  

感染動物との接触で感染

感染は患者の血液や体液、排泄物による接触感染で、飛沫感染の例もありますが、手に触れたくらいでは感染しません。

傷などがあるとそこから感染するので、手袋やゴーグルなどで感染を防止します。

 

ラッサ熱は人獣共通感染症で、人に感染すると激しい症状を呈します。

西アフリカに生息するマストミスというげっ歯類(ネズミの仲間)がウイルスをもっており、マストミスそのものは発症しませんが、感染しているマストミスは、一生ウイルスを排出し続けます。

人への感染は、マストミスに咬まれる、あるいは傷がある手などでマストミスと接触するなどが、感染の機会となっています。

  

政情不安地域のため感染がなくならない

原因菌がわからない間、現地では院内感染が多発していましたが、現在では医療器具を清潔にし、患者の体液や排泄物を適切に処理することで、院内感染を防止できるようになりました。しかし、感染地域の政情不安などから、基本的な医療材料(手袋、注射針、ゴーグル)などが不足して使い回しにせざるを得ないため、感染が拡大することがたびたび起こっています。これはエボラ出血熱なども状況は同じです。

 

現在のところ、輸入感染症として1例が国内で発生していますが、これ以外のラッサ熱の発生は起きていません。しかし、政情不安が続くアフリカ地域と行き来があるビジネスマンも多数いる現在、けして国内で二次感染が起きないとは言えません。

 

こうした感染症への知識をきちんと持つことで、海外で感染症にかからないように、また国内での二次感染を防ぎましょう。

 

 

マールブルグ病:エボラ出血熱に似た感染症

エボラ出血熱はその恐ろしさで有名になりましたが、それより前に同じような症状で発見された病気があります。

 

それが、「マールブルグ熱」です。

 

ドイツで見つかった「マールブルグ熱」

1967年、ドイツのマールブルグとフランクフルト、ユーゴスラビアのベオグラードで、ポリオの研究のためにウガンダから輸入されたアフリカミドリザルと接触した研究者が、次々と高熱に倒れました。

25人が発症、7人が命を落としています。

また、患者に接触した医療関係者6人も、死には至りませんでしたが二次感染が確認されました。

最初の発生地にちなんで「マールブルグ熱」と呼ばれていますが、アフリカから持ち込まれた輸入感染症であり、人獣共通感染症です。

 

4回のアフリカでの発生

マールブルグ熱は、エボラ出血熱同様、通常自然界のどこにいるウイルスなのか、わかっていません。

アフリカミドリザルも一過性の宿主で、ヨーロッパでの感染例以外には、サルは関係していません。

どのような経路で人に感染するのか、現在も調査が進められていますがわかっていません。

 

1975年 ジンバブエ:ジンバブエから南アフリカに入った豪ヒッチハイカーが筋肉痛・嘔吐・発熱を発症、6日後に出血傾向で死亡。感染源不明。サルとの接触はない。

 

1980年 ケニア:ケニア西部で働くフランス人が発症、頭痛・倦怠感・筋肉痛から3日目に下痢・嘔吐、1週間後に強い黄疸と吐血、大量下血で死亡。発症2週間前にコウモリが大量に生息する洞窟に入っているが、関連は不明。

 

1987年 ケニア:1980年に発症した周辺を訪れた少年が発症、死亡。

 

1999年 コンゴ:ウガンダ国境近くで発症後死亡、検体がヨーロッパに送られてマールブルグ熱と判明。同じころ近いエリアでも同様の症状の集団発生があったと言われているが、確認されていない。

 

皮膚の紅斑が特徴

これらから、おそらく潜伏期間は3日から10日と思われますが、発症率などはわかっていません。症状はエボラ出血熱とよく似ており、突発的な発症、発熱・頭痛・筋肉痛・皮膚粘膜湿疹といった初期症状から、激しい嘔吐、下痢が起こります。

 

皮膚に留め針くらいの大きさの赤い湿疹が体、おしり、腕の外側の毛根周辺に現れるのが特徴です。重症化すると、こうした赤い斑点が顔面や手足、体全体に出てきます。

 

 

まだ治療方法がない

マールブルグ熱にも感染を予防するワクチンがなく、また対症療法以外の治療法もありません。

ただ、握手程度でも感染する可能性が否定できないため、介護にあたったり、医療行為を行ったりした人や家族は、感染がないと判断されるまで一定期間の監視下に置かれます。

とくに性的接触や傷口がある状態での接触はハイリスク群とされ、患者と同じように隔離された医療機関への収容が必要となります。

 

現在までに、国内でのマールブルグ熱の発生は確認されていません。

しかし、アフリカなどで感染が拡大すれば、いつ国内に来てもおかしくない状況になります。

 

 

差別なく、感染予防ができるように、正しい病気の理解を意識したいものです。

 

(Photo by: http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-08掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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