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カビよる日和見感染*なりやすい人と予防と治療

 

HIVのような免疫不全だけでなく、高齢者などで免疫が低下すると、さまざまな感染が起きます。

中でも多発するのが「カンジダ」をはじめとする真菌(カビ)症です。

 

「深在性真菌症」とは

真菌症というと、水虫を思い浮かべるかもしれません。

水虫も真菌(カビ)ですが、こうした皮膚表面で菌が活発に増える状態は「表在性真菌症」と呼び、治療にはまず外用薬を使用します。

しかし、爪水虫になった人はご存知だと思いますが、爪水虫は、外用薬を塗っただけでは治りません。

爪水虫は、菌が外用薬が届かない深部まで到達しているので、抗菌薬を服用して体内から菌を殺さなければならないのです。

さらに、肺や肝臓、血液中など、内臓にカビが増殖した状態が「深在性真菌症」です。

こうした「深在性真菌症」に感染した場合には、命に関わることがあります。

  

日和見感染するカビ

一番多いのが「カンジダ」で、これは外陰部などにただれを起こすカビとは近縁の種です。

消化管や腎・尿路、肺などに多く発生しています。

つぎに「アスペルギルス」が多く、これはに主に見つかり、重篤化して肺に空胞を形成します。

これ以外にも、日和見感染として体内で増殖するカビはたくさんいます。

 

日和見感染を起こしやすい人

日和見感染を起こしやすい「易感染者」とは、次のような条件の人です。

 

免疫不全

癌や悪性リンパ腫、白血病などの基礎疾患

膠原病

・臓器移植後の免疫抑制剤を使用している場合

 

こうした条件の方は、医療機関でも配慮がなされますが、日常的にも注意しましょう。

 

感染経路

日和見感染は、どこにでもいる菌に感染しますが、内臓に菌が入るきっかけはいくつか特徴的なものがあります。

 

・中心静脈栄養など留置カテーテル

誤嚥や吸引による経気道性感染

尿路感染からの血液内移行

 

また、道路で転んだ傷口から感染して重篤化した例もあります。

十分な消毒を心がけ、かかりつけ医に相談しましょう。

誤嚥によるのどから食道の出血などにも注意が必要です。

 

ほかにもざまさまなカビが日和見感染の原因となりますが、これらは抗菌剤を服用して治療します。悪化した場合には、点滴で抗菌剤を投入します。

抗菌剤は副作用の強いものもありますが、一定期間しっかり継続して服用することが必要です。中断すると抗菌剤が効かなくなることもあるので、医師の指導をしっかり守って治療を完了することが大切です。

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2008/11/23-010458.php)

著者: rosyさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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