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気になる病気・症状

破傷風の潜伏期~回復期に至るまでの症状は?

 

発症してしまうと高確率で死亡する危険のある破傷風は、2種類の毒を持っています。一つは神経毒でこれは破傷風毒素、あるいはテタノスパスミンと言い、もう一方は溶解毒のテタノリジンです。これらの毒、主に神経毒である破傷風毒素によって破傷風の症状が引き起こされると考えられています。

 

 

潜伏期間

破傷風の潜伏期間は2日から8週間程と幅があります。はっきりと症状が現れない時期にも前駆症状と言って、数日間全身の違和感あごの疲れなどを感じることがあります。

 

第1期

潜伏期の後、口が開けづらくなり食べることが困難になります。また、首が張ったり寝汗歯ぎしりなどの症状も出ます。

 

第2期

上記のような開口障害が強くなってきます。顔面の筋肉の緊張やこわばりによって額にしわができたり、唇が横に広がって開き、歯を出すような引きつり笑いのような表情になってしまうなどの症状が見られます。これを破傷風顔貌と言います。

 

第3期

首の前面が緊張することによって頚部が硬直し、次第に背筋にも緊張が進行し、発作的に強直性けいれんが見られることがあり、けいれんによって背中がそりかえるような症状が見られます。この時期が生命が最も危険な時期です。他にも腱反射亢進バビンスキーなどの病的反射、クローヌスなどがこの時期に出現します。

 

第4期

前進のけいれんは見られなくなりますが、筋肉の緊張や、腱反射亢進などの症状は残っています。次第に諸症状が減退していきます。

 

 

1期で破傷風を見つけることは困難ですが、第2期で発見し、速やかに治療に取り掛かることができるとよいです。第3期になると集中治療室などでの治療が必要になることもあります。次第に神経に結合した毒素の作用がなくなっていくことで第4期の回復期に入っていきます。

また、感染から発症までの時間が短いあるいは開口障害から全身けいれんまでの時間が短いほど死亡率が高くなる傾向があるようです。

 

  

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/05/10-019815.php])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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