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破傷風菌の進行を食い止める!受傷後の予防的措置

 

子どもの頃のワクチンで、一定の期間は破傷風に感染する恐れが少ないですが、20代後半から30代を過ぎるとワクチンの効力がきれ、感染の危険性は一気に高まります。

 

 

外傷があったときの破傷風予防

ワクチンの効力を有している以外の場合で、外傷を受けたその時に、破傷風菌が体内に進行していくのを食い止める予防的措置として行えることがいくつかあります。

 

・破傷風免疫

小さい頃に混合接種ワクチンを受けている人は破傷風の基礎免疫があります。この基礎免疫があるという人は、外傷があったそのときに破傷風ワクチンを接種することで、一定の予防効果が得られます。

一方で混合ワクチンを受けていない人は、破傷風の基礎免疫がありません。このように基礎免疫がない可能性がある人はキズの状況によって抗破傷風ヒト免疫グロブリン(抗毒血清)を接種します。抗破傷風ヒト免疫グロブリンの効果は1ヶ月程度持続しますが、基礎免疫がない人は1ヶ月を過ぎても接種し、免疫を高める必要があります。

破傷風の基礎免疫がない人は、破傷風ワクチンを、受傷時に1回目と、38週間後に2回目に接種すると、短期間破傷風免疫の効果が高まります。そして受傷時から1218か月後に3回目のワクチンを接種すると、破傷風免疫が5年間続くことが期待できます。また、3回目の後、5年後にもう一度ワクチン接種するとその後10年間効果の持続が期待できます。

 

・傷の処置

体内で破傷風菌が好む、酸素の少ない状態になってしまうと、破傷風菌の活動が活発になります。それを防ぐために深い傷などは切開し、壊死している部分があれば切除します。同時に砂粒や金属などの異物をきれいに洗浄します。この作業は非常に大切です。初期治療で破傷風菌が毒素をつくるのを抑制するため抗菌薬を使用することがあるのですが、汚染物質や壊死している組織が残っている場合、抗菌薬の作用が低下してしまうからです。

 

 

これらの処置を適切に行えば、ワクチンを接種していなくても、破傷風を予防できます。特に深い傷を負ったときは、傷口の洗浄を怠らないようにしましょう。

 

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2008/11/16-010315.php])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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