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介護・認知症

高齢者の靴選びや衣服選びのポイントは?

高齢者の入浴にはさまざまな役割と効果があり、生活の質を高めるうえで欠かせません。

入浴が高齢者にどのような効果をもたらすのかを、具体的に挙げます。

 

清潔の保持

高齢者にとって最も大切なのが、皮膚を清潔に保つことです。汗などの老廃物、陰部に残った排泄物などの汚れは、雑菌の繁殖を招きます。かぶれ、床ずれ(褥瘡)を防ぐ上でも、皮膚の清潔がポイントになります。

 

健康効果

洗身・洗髪で刺激を与え湯船で体を温めると、血行が良くなり新陳代謝が促されます。

 

冷え症や血行不良の高齢者には、入浴が最も手軽で効果的な解決法です。運動不足や疾患で筋肉や関節がこわばっている場合も、入浴によって和らぎます。

 

また、入浴時に裸になると、全身の状態が把握できます。床ずれや皮膚炎の前兆でもある皮膚の赤みや、乾燥度合をさり気なくチェックしましょう。

 

急激な体重減少、関節の変形などにも気づきやすいのが入浴時です。

 

安眠効果

活動量が落ちている高齢者には、入浴もちょっとした運動です。血行が良くなって発汗もあり、心地よい疲れが訪れます。心身の緊張がほどけ、副交感神経が刺激されて自然な眠りにつくことができるでしょう。

 

リラックス・気分転換

食事と同じく、入浴も高齢者の大切な気分転換であり楽しみです。自力で外出などの活動ができない高齢者なら、なおさら入浴を心待ちにしているかもしれません。

 

洗髪・洗身のマッサージ効果、お風呂上りの爽快感、湯船に浸かる解放感が全身をリラックスさせます。

 

心身に良い効果をもたらす入浴は、毎日でも行いたいものです。

 

ひと工夫で快適に~高齢者の衣服選びのポイント

高齢者が快適・安全に過ごすためには、衣服にも配慮が必要です。気を付けたいポイントをまとめました。

 

転倒予防

裾が長い服は、自分で裾を踏んで転倒する危険があります。

ガウンのように丈の長い上着、床すれすれのズボンの裾、垂れ下がったベルトや紐には要注意です。

高齢者がかがみがちに立ち上がる時、階段の昇降時が踏みやすいので、いろいろな体勢をとることを考慮に入れてください。

足元が冷えやすい高齢者に欠かせない靴下も、転倒の原因になります。

フローリングや畳の上で滑りやすいので、裏に滑り止めがついたものを履くと良いでしょう。

 

体温調節

加齢によって、体温を調節する機能や、気温の変化を感じる機能が低下します。体の冷えも強くなるので、夏でも厚着をする高齢者も少なくありません。

女性に多いタイツや靴下の重ね履きは、血流が悪くなるので余計に冷えを促進します。

汗の蒸散が上手くいかず、むれたり汗が冷えて風邪の原因にもなりかねません。

薄く、ゆったりした衣服を重ね、気温に合わせて微調整するようにしましょう。汗を吸う素材の下着もお勧めです。

 

着脱のしやすさ

脳血管障害によるマヒ、関節疾患などで、体を思うように動かせない高齢者にとって、着替えは一苦労です。

また、スムーズにズボンや下着を下ろせず、トイレが間に合わないこともあります。

ファスナーやボタンが外しやすいか、ぴったりしすぎて着脱しにくくないかをチェックしてください。

 

他にも、乾燥しやすい高齢者の肌を傷めないように天然素材の衣服を選んだりと、ささやかな配慮で気持ちよく過ごせます。

 

美味しく、楽しく~高齢者の食事

食は生きるための基本です。食への意欲が衰えたことがきっかけで、衰弱に至る高齢者もいます。

咀嚼や嚥下機能が衰えた高齢者が、いつまでも美味しく食事をするための工夫をまとめました。

 

口腔ケア

口の中が不衛生で不快感がある、入れ歯が合わないなど、口腔トラブルから食事が苦痛になる場合があります。

加齢によって唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥して食べづらいという人もいます。

高齢者に口腔ケアを任せているなら、手入れが行き届いているのかさり気なく見守り、歯科でチェックしてもらうと良いでしょう。

 

刻みすぎない

咀嚼や嚥下機能が低下した高齢者のため、細かく刻んだ刻み食やミキサーでドロドロにした流動食を準備している人もいるでしょう。高齢者への配慮が詰まった食事ですが、食感などから食欲がわかない場合もあります。

舌を動かせるなら、絹ごし豆腐や柔らかく蒸した野菜などを舌で潰して食べる方法もあります。

窒息に気を付けながら、食べられそうな食材を探しましょう。

 

誰かと一緒に、同じものを食べる

生活時間や食事内容の違いから、他の家族とは別の時間に1人で食事をしたり、別のメニューを食べるケースも多いでしょう。

しかし、みんなで同じものをワイワイと食べると食欲もアップします。

たまには同じ食卓について、1品くらいは他の家族と高齢者が同じものを食べられるようにすると、とても喜ばれます。

食卓につけないなら、家族が高齢者の部屋に行って、食事をしている間、自分も一緒にお茶を飲むなどすると良いでしょう。

 

たまには楽をする

食事作りは毎日、3度の事。準備をする家族は、大変です。

時々レトルトの介護食、高齢者向け宅配弁当を頼んでみましょう。

どの程度の味付け、柔らかさなのかも分かり、参考になります。

 

高齢者に配慮をしつつ、いかに負担を少なく、楽しく食事をするかというのが、ポイントです。

 

高齢者の歩行の変化から考える「靴選び」

年を取ると、歩き方や足の形が変化して、今までの靴が合わなくなることがあります。高齢者の足に合った靴を選ぶため、高齢者の足に表れる変化を知りましょう。

 

歩行の変化

老化による筋力低下、軟骨の摩耗が起こり、歩行には次のような特徴が表れます。

 

・歩幅が小さくなる

・足の外側に体重が偏る

・足を高く上げられず、すり足で歩く

・方向転換をスムーズにできない

・常に膝を曲げたまま歩く

・体重がかかると、痛みを感じる

 

これらの変化により、高齢者は転倒しやすくなります。

負荷が偏り続けると、もともとあった関節痛が悪化する、かばうために別の関節も傷むといった悪循環にも陥ります。

痛みや転倒を怖がり、歩行そのものを避ける高齢者もいるでしょう。

 

高齢者の靴に求められること

歩行の変化をカバーし、安全に歩くための工夫がなされている靴が必要です。

 

・靴底の接地面積が広く、滑り止め加工が施されている

・靴底が柔らかく、足の動きに合わせて屈曲する

・幅が広く、足を締め付けない

・つま先が少し反り上がり、凹凸に引っかかりにくい構造

・軽く、足に負担がかからない

・くるぶしまで覆うデザインで、安定感がある(ハイカット、ショートブーツ型)

・高齢者は足先から冷えるので、適度な保温性が必要

・脱ぎ履きしやすいつくり

・足に装具を付けているなら、装具を付けたまま履けるもの

・踏んで転倒するので、靴ひもよりマジックテープやファスナーで開閉するもの

 

高齢者の歩行の変化を踏まえ、若いころとは違う視点で靴を選びましょう。

 

高齢者の便秘解消 朝食のススメ!

高齢者の便秘解消には、食事内容の見直しが大切です。

1日3食の中でも、特に大切なのが朝食。朝食の充実が、便秘解消の近道です。高齢者の便秘に効く朝食とは、どんなものでしょうか。

 

なぜ朝食?

自律神経と関係しています。朝起きると、「活動を始める」という指令が脳から腸に出されます。

腸が動き始めたところに、しっかり朝食を取るとさらに刺激が与えられ、ぜん動運動が活発になります。その結果、スムーズな排便につながります。

 

オススメは和食

朝から何でも食べられる高齢者なら、和朝食がお勧め。

栄養バランスに優れ、発酵食品や食物繊維など便秘解消に効く食品を摂りやすいからです。

ご飯に具だくさんの味噌汁、それに少しのおかずがあれば十分です。

  

発酵食品と食物繊維がポイント

献立の中に、便秘に効く発酵食品と食物繊維をぜひ取り入れてください。腸内環境を整えます。

納豆やぬか漬けは、食物繊維たっぷりの発酵食品です。

味噌も、毎日食べたい発酵食品です。根菜や葉野菜をたっぷり入れた味噌汁なら、効果抜群。立派なおかずにもなります。

 

食べられるものから始めましょう

朝食を取る習慣がなかった高齢者には、いきなり和朝食を勧めても食べられないでしょう。無理をせず、飲み物や汁物、果物などからスタートしてください。

パン食の方が食べやすいなら、もちろん洋風の朝食で大丈夫。

野菜を使ったスープ、果物、発酵食品のチーズやヨーグルトがお勧めです。

 

焦らず、ゆっくり、食べられそうなものから徐々に朝食の習慣をつけていけば、自然と排便のリズムも整っていきます。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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