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気になる病気・症状

プレーリードッグとペスト

 

ペットショップで見かけることがあるプレーリードッグ。

ペットとしても人気があるこのプレーリードッグ、実は輸入禁止動物だって、知っていますか?

 

ペスト・野兎病の感染リスク

プレーリードッグは、1999年、アメリカ疾病予防管理センターCDCから、ペスト感染のリスクがあるという警告がありました。

2002年には、アメリカのプレーリードッグ輸出施設で野兎病が発生。

2003年からは輸入規制対象動物となり、現在でも日本にはプレーリードッグは輸入できません。

 

過去の病気ではないペスト

ペストは、細菌であるペスト菌による感染症です。

中世ヨーロッパで黒死病と恐れられていたイメージが強いのですが、現在でもアフリカや中東、中国、南米、東南アジアなどで発生しています。

 

・リンパ腺がおかされる腺ペスト

・ペスト菌が血液中を回るペスト敗血症

・気管支炎や肺炎を起こす肺ペスト

・皮膚に潰瘍や膿胞ができる皮膚ペスト

 

などの病態があり、感染すると感染症指定医療機関に隔離されます。

 

抗生物質などの適切な治療を受ければ、致死率は20%まで低下しますが、非常に危険な病気です。

 

感染するとプレーリードッグも死んでしまう

ペストはペスト菌に感染しているげっ歯類などの血を吸ったノミが感染を広げます

げっ歯類からげっ歯類へ、ノミを介して感染を広げますが、

 

ノミに人が咬まれる

・ペスト菌を持っているげっ歯類に引っ掻かれる

 

などの感染経路から、人間もペストに感染します。

 

ネズミなどは、ペストに感染しても発症しない場合もありますが、プレーリードッグは発症した場合には死んでしまいますですから、現在、国内で飼われているプレーリードッグは、感染していない個体、あるいはその子孫ですから心配はありません。

 

 

今後、輸入規制が撤廃されることもあり得るのですが、依然として海外ではリスやプレーリードッグが感染原因となっていることを忘れてはなりません。

また、海外でこうした野生動物に触れるときには、十分注意が必要です。

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2009/06/20-022651.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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