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海外で頻発、国内でも?標高の高い山間部が危険!回帰熱とは

 

回帰熱とは、何度も熱が繰り返し出るためこの名前がついた、細菌(ボレリア)による感染症です。

海外では流行地域がありますが、最近、日本国内でも感染していた形跡が見つかっています。

 

ノミ・シラミが媒介

回帰熱は、野生のげっ歯類(ネズミやウサギ、リスなど)や鳥類に、ノミやシラミを介して自然界で感染が続いている感染症です。

 

回帰熱は一般的に次のような症状が出ます。

・40℃近い発熱

・全身倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛

・肝臓や脾臓の腫大、黄疸

・ダニに咬まれたあとが腫れる、点状出血、紫斑など

 

5〜7日間、高熱が出た後、無熱期(一週間程度)に入り、再び高熱が出る、ということが繰り返されます。これが回帰熱と言われる所以です。

 

 

海外では頻発、国内では

アメリカのロッキー山脈周辺などでは、未だに感染・発症が起きていますが、国内では数十年、患者が出ていないと言われていました。

海外(西アフリカ)で感染した日本人が報告されましたが、国内での感染はないと思われてきました。

 

 

国内のライム病、一部は回帰熱だった?

類似の細菌感染症であるライム病は、年間数十人の患者が出ています

このうちの一部が、実は回帰熱だった、という調査結果が、最近報告されました。

ライム病と診断された患者の抗体を詳細に検査していくと、ライム病ではなく回帰熱だったと思われる国内感染例が2例、見つかったのです。

 

 

北海道・中部以北の山間部

北海道や、長野県などの高山帯(標高1,200メートル以上の山岳地域)で、回帰熱を媒介するダニ(シェルツェマダニ)の生息が確認されています。また、マダニも回帰熱やライム病を媒介します。

 

登山などで山間部に入るときには、長袖・長ズボン・首タオルなどで素肌を出さないようにしましょう。ダニなどに咬まれた後、原因不明の発熱などが起きた場合には、回帰熱やライム病の疑いもあります。医療機関での検査も考えましょう。

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2009/06/14-022345.php)

著者: rosyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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