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気になる病気・症状

発生すると大規模になるウェルシュ菌食中毒

 

日本で起こるウェルシュ菌食中毒は、年間数十件と、決して発生件数の多い食中毒の原因ではありません。しかし、ひとたび食中毒が発生すると、1件あたりの患者数は平均で100人前後と大規模になることが多くあります。

 

 

ウェルシュ菌とは?

ウェルシュ菌は人や動物の第腸の中に常在しており、下水や、河川、海、耕地などの土壌に広く分布しています。人の体の中の常在菌ですから、健康な人の便からでも検出されるのがウェルシュ菌です。人の保菌率は食生活や生活環境によって異なりますし、年齢によっても差があり、年齢が高くなる方が高保菌率を示す傾向にあります。

この菌は4種類の毒素を生産するため、A、B、C、D、E型の5つにわけられています。この5つのうち、食中毒を起こすウェルシュ菌はエンテロトキシンという毒素を生産するA型菌がほとんどで、中にはC型、D型菌の一部にエンテロトキシンを生産するものがあります。海外ではC型菌による壊死性腸炎の報告もあります。

 

嫌気的条件を好む

嫌気的条件を好むとは酸素の少ない環境を好むということです。ウェルシュ菌はこの酸素が少ない条件でのみ増殖することができます。そのため、酸素の少ない食肉の中心部分で好んで増殖します。逆にウェルシュ菌が好まない環境になると芽胞を形成し、長期的に生存することもあります。この芽胞が熱に強く、100度で1時間以上加熱しても芽胞が生き残る場合があります。

 

食べ物からの感染が多い

土壌に広く分布していたり、家畜の大腸内に存在することから、食品が感染ルートになることがほとんどです。生の肉や野菜などにウェルシュ菌がついていることは十分にあり得ます。

 

 

1件あたりの食中毒の患者数で、最も多いものの一つがこのウェルシュ菌食中毒です。そのため給食や仕出し弁当などの調理従事者は適切な調理環境を保たなければなりません。

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2008/12/28-012225.php])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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