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突然死の可能性も?!ウェルシュ菌食中毒!食中毒を家庭で防ぐ4つのポイント!腸内環境UPで「ウェルシュ菌」撃退!!

 

給食施設やホテルなど、一度に大量の料理をあらかじめ作ることが多い状況での発生が多いウェルシュ菌食中毒は、料理の中でウェルシュ菌が増殖し、体内に取り込んだウェルシュ菌が芽胞を形成するときにエンテロトキシンという毒素を生産することによって発症する感染型食中毒です。

 

 

発症時の症状

ウェルシュ菌が体内に取り込まれてから症状が引き起こされるまでの潜伏期間は、通常6時間から18時間ほどです。一般的には10時間ほどで発症することが多く、1日以上たってから発症するということはほとんどありません。発症した際の主な症状は以下のようなものです。

・腹痛

・下痢

腹痛は特に、ガスがたまっているような腹が張っているような感覚が生じることが多くあります。また、下痢は軟便であったり、水様性の下痢であることが多く1日に数回程度と症状は軽く済むことが多いです。嘔吐や発熱などの症状は、まったくないわけではないですが、きわめて少なく、全体としても症状は1日から2日で回復します。

 

重篤な症状

小さい子供や高齢者では症状が強く出ることがあります。まれではありますが、粘血性の下痢を日に十数回起こす例もあります。

また、ウェルシュ菌は壊死性腸炎といった、腸の感染と壊死を引き起こす、致死的な重症の病気を引き起こすことがあります。これと関連して敗血症になり、突然死する例もあります。ただし、この重篤な症状を引き起こすのは、多くの場合ウェルシュ菌のC型と考えられています。一般的なウェルシュ菌の食中毒を引き起こすのはA型のウェルシュ菌です。とは言ってもアメリカなどではA型のウェルシュ菌による致死的な壊死性腸炎が起こったケースもあり、発病した患者の死亡例もありますが、このケースでは患者は腸の働きを弱めるような薬を服用していたため、ウェルシュ菌の働きが必要以上に効いてしまったとされて考えられています。

 

 

一般的には致死率のとても低い病気ですが、突然死などの可能性があることを考えると、特に子供や高齢者などは油断ができない病気と言えます。

 

煮込み料理に注意!ウェルシュ菌食中毒を家庭で防ぐ4つのポイント

ウェルシュ菌は食品内で増殖しますが、生きたウェルシュ菌を一千から一億個以上摂取しないと発病しないと考えられています。つまり、ある程度まで食品内で増えなければ、食中毒が発生することはないのです。

 

 

ウェルシュ菌は自然界、人の体内、動物の体内に当たり前にある菌です。そのため、食肉や魚介類などの食品原材料を中心に、高い確率で汚染されています。そのため、食材、食品中にウェルシュ菌が存在するものとして、それを増殖させないようにすることが予防法となります。

 

・カレーなどの煮込み料理を作るときは、よくかき混ぜながら中心部まで空気が触れるようにして、よく加熱する。

煮込み料理を大量に作るとどうしても中心部分は加熱が不十分になっていたり、酸素に触れていない部分ができてしまったりします。酸素が触れていない状態はウェルシュ菌が活動しやすい状態ですので、よくかき混ぜることが重要です。

 

・保存は小分けして、中心まで急速冷脚

小分けすることで、無酸素状態の部分を減らせます。また、加熱済みと思って安心していると、温かいままで置いておくときに、その時間で急速に増殖することがありますので、すぐに冷やすことが大切です。冷却する場合は必ず10度以下にしてください。ウェルシュ菌は15度から50度で発育の傾向を示し、42度から45度で最もよく発育します。保存は10度以下あるいは50度以上が望ましいです。

 

・調理後から食べるまでの時間を短く

カレーやシチューなどは大量に作って、日をまたいで食べることがあると思いますが、その場合は上記のように小分け保存をした方が賢明です。前日調理などはなるべく避けましょう。

 

・保存されていた食品はしっかりかき混ぜながら温め直して食べる

冷却して保存した食品は、中までしっかりと酸素がいきわたるようにかき混ぜながら、再加熱(75度で15分以上)して食べるように心がけましょう。

 

 

ウェルシュ菌が発育しやすい温度を長く保たないようにすることが大切です。とくに肉を含んだ煮込み料理などの場合は注意しましょう。

「味噌汁」に「トマトのヘタ」…意外とこんなところにも食中毒の危険があるんです。

細菌にとっての好環境である梅雨の時期は、家庭でする料理も気を付けると思います。

なるべく新鮮なものを使い、なるべく生活な環境での調理が必要になりますが、それだけでは完全に食中毒を防げません。

  

こんなところにも食中毒の危険があった!

普段は普通にしていることでも、梅雨の時期にはそれが危険な行為に変わることがあります。

梅雨の時期には特に、普段はこれで十分だろうと思っていることでも危険な可能性があるということを認識しておきましょう。

 

味噌汁に食中毒の危険が!?

ある調査では梅雨の時期に傷みやすい食べ物として「味噌汁」が挙げられています。

 

「味噌汁は加熱処理しているし、大丈夫なのでは?」と思った方は危険です。

味噌汁を作る過程では、味噌の投入前はぐつぐつと沸騰させることもすると思います。

 

ですが、味噌を入れた後は、味噌の風味が飛んでしまうので煮立たせませんよね。ですから、翌日に残ったお味噌汁を飲もうとしたときも、温める程度で沸騰までさせることはしません。沸騰まで行かないことで加熱が不十分になりがちになり、細菌が十分に死滅しないことになってしまうのです。

 

加熱しているから大丈夫という油断も食中毒を起こしやすい要因と言えるかもしれません。

さらにお味噌汁は、残っても冷蔵庫で保存ということをあまりしません。そのため、常温保存が菌の繁殖をより加速させてしまいます。

 

トマトのヘタに食中毒の危険が!?

トマトに限りませんが、ヘタのついている食べ物は、ヘタの方に細菌が多くいます。そのため、調理の前にヘタをはずしてしまったほうがよいです。

 

大きいトマトの場合は切ってヘタを捨ててしまう場合が多いですが、プチトマトやイチゴとなるとヘタがついたまま食卓にあがることが多いと思いますので注意しましょう。

 

食中毒に気を付けていても、意外なところにその危険性は潜んでいます。こうした部分にも十分に気をつかってあげましょう。

何よりおかしいと思ったら口にしないこと、梅雨の時期は特別に敏感になることが必要です。

臭いオナラ&食中毒の原因!腸内環境UPで「ウェルシュ菌」撃退

食中毒と聞くと、サラダや生の魚介類など、「生のまま食べる物」が原因だと思っていませんか?

もちろん、それは間違いではありません。加熱調理されていない食品に原因菌がいることが多いのは確かです。ですが、熱に強い原因菌もいます。ウェルシュ菌もその一種です。

 

■調理された食品が原因になる

嫌気性細菌や芽胞を形成する細菌に多く見られる特徴として「調理後にも菌が残る」ということがあげられます。

加熱調理によって食品の中の酸素が減ることや、芽胞の状態では加熱してもなかなか殺菌されないことが理由です。そのため、ほかの食中毒菌では死滅するような状態でも生き残り、のちに食品中で増殖します。

ウェルシュ菌の場合、40℃〜50℃の温度でも発育します。それに、芽胞は1時間煮沸しても壊れないため、調理後に保存している料理の中で発芽し増殖したりするのです。

 

■悪玉菌の代表格

「善玉菌」「悪玉菌」という言葉は、よく聞きますね。

腸内に常にいる常在菌の中で、ビフィズス菌など、私たち人間の腸内環境を整え、健康の役にたってくれる菌を「善玉菌」と呼びます。それに対し、ウェルシュ菌のように腸内環境を乱し、健康を損ねる原因となる菌を「悪玉菌」と呼んでいます。ウェルシュ菌は、臭いおならの主な原因とも言われていて、腸内環境が正常ではないことを示すバロメーターにもなります。

 

■常にどこにでもいる菌

ウェルシュ菌は海や川、土の中や下水など、様々なところに生息しています。

また、腸内常在菌でもあります。つまり、私たち人間の腸内につねに生息しているということです。ですが、ウェルシュ菌が大量に発育している、汚染された食材を食べてしまうなどの原因で急激に腸内での数が増えるなど、腸内で「悪玉菌」が優勢になることで、腹痛や下痢などの食中毒症状が起こります。

腸内環境を正常に保ち、「善玉菌」を常に優勢に保つことで、食品からウェルシュ菌を摂取してしまっても、少しならば食中毒症状が出るのを防ぐことができます。

 

そのためには

・食物繊維を毎日とる

・水分補給を心がける

・適度な運動をする

・睡眠や食生活など、生活習慣を乱さない

などに気をつけて、腸内環境を正常で健康な状態に保つことが大切です。

 

腸内環境を整えておくことは、免疫力を保つことにも繋がります。

ウェルシュ菌をはじめとした「悪玉菌」を取り込まない・増やさないよう、気をつけましょう。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2009/03/23-015602.php?category=51])

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-09掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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