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予防ワクチンがない?致死率はA型肝炎の10倍もあるE型肝炎とは

 

肝炎ウイルスによる肝炎は、ウイルスの種類によって感染経路や症状などが違います。

急性肝炎を起こすE型肝炎ウイルスは、人にも動物にも感染する「人獣共通感染症」です。

 

ブタなどに感染するE型肝炎ウイルス

国内で、動物に関連するE型肝炎ウイルスへの感染が報告されています。

 

・野生イノシシの生レバーを食べて急性肝炎を発症(死亡)

市販のブタ生レバーを食べて急性肝炎を発症

冷凍シカ肉を十分に加熱しないで食べて発症

 

このことから、国内でもE型肝炎ウイルスが家畜や野生動物に感染している可能性があることがわかります。

 

動物や人への感染経路

E型肝炎ウイルスは、便の中にいることが多く、アジアやアフリカなどの多発地域では、感染動物の死骸や便に汚染された水を介して、口から感染します。

同じような感染経路をとるA型肝炎ウイルスよりも致死率が10倍高いと言われています。

以前は、海外で感染してくるA型肝炎と同じように考えられてきましたが、海外渡航歴がない人に発症がみられることから、国内にもすでに土着しているウイルスだとわかってきました。

 

生で食べない、よく手を洗う

E型肝炎ウイルスは、日本だけでなく、イギリスや他の先進国でもだんだん報告されるようになりました。

これまでE型肝炎だとわからなかっただけで、以前から発生していたと考えられます。

人以外には、ブタ、イノシシ、シカ、鶏、犬、ラット、牛、羊、ニホンザルなども抗体が検出されており、感染する可能性があるかもしれないと考えられています。しかし、現在のところ、感染が確認されているのは、ブタ、ラット、シカだけです。

 

ブタやイノシシ、シカの肉を食するときには、必ずしっかりを火を通すことが必要です。

調理後は、しっかり手を洗浄し、調理場も清潔を保ちましょう。

 

予防ワクチンがないE型肝炎

E型肝炎ウイルスには、予防できるワクチンがありませんそのため、現実的な予防策は、衛生状態を良好に保つことと、生食を避けることです。

発展途上国では、上下水道の不備が感染を広げているため、国際的な支援で改善する必要があります。

 

国内では最近ジビエ(野生動物を食べる)が流行ではありますが、いくら生肉が好きでも、しっかり火を通してから味わいましょう。

 

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2013/09/02-381485.php)

著者: rosyさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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