カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 感染症 >
  4. 常在菌によるもの >
  5. 未だになくならない日本脳炎*対象者は予防接種の徹底を!

気になる病気・症状

未だになくならない日本脳炎*対象者は予防接種の徹底を!

 

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスの感染で起きる病気です。

ワクチンで予防できますが、ワクチン接種を控えていた世代がいるため、注意が必要です。

 

九州・沖縄、中国・四国地方で発生

日本脳炎は、予防接種の普及とともに格段にその発生が減りました。

とはいえ、日本脳炎は、平成3年までには年間50人を越える感染者が出た年もあり、現在は年間10人以下が発症しています。地域差があり、中国・四国地方、九州・沖縄地方に発生が多く、それより東での発生は少ないのですが、感染の可能性がないとは言えません。

 

感染は、65歳以上が最も多いのですが、平成18年以降も10歳以下の小児での発生が確認されています。

 

潜伏期間と症状

感染すると、1週間から2週間の潜伏期間を経て高熱を発症し、痙攣意識障害が起きます。

治療方法はなく、対症療法が施されます。

致死率は20%程度ですが、多くが脳にダメージを受け、麻痺などの後遺症が残ります。

 

ブタに感染し、蚊から人に感染 

日本脳炎ウイルスは、直接人から人には感染しません。

ウイルスを持った蚊がブタを刺すことでブタが感染し、ブタの体内でウイルスが増えます

このブタの血を吸った蚊が、さらにブタにウイルスをうつします。

気温が低いと蚊は4〜5日程度しか生きられませんが、気温が高くなると、蚊の寿命が長くなるため、次のブタを刺してウイルスをうつす機会が増えます。一度ウイルスの入っている血を吸っても、その蚊が生きているうちに次の血を吸わなければ感染が広がらないのです。

 

夏になると、こうした蚊の活動が活発になるため、日本脳炎の発生リスクのある地域では、ブタの検査をして日本脳炎ウイルスの抗体を持つブタが一定の比率以上になると、「日本脳炎警報」が発令されます。

しかし、これですぐ人に感染するわけではないので、心配はいりません。

 

ワクチンの徹底を

日本脳炎ワクチンは、現在次のように設定されています。

第一期:3歳までに2回(初回)、4歳時に1回(追加接種)

第二期:9歳〜14歳時に1回

 

平成7年から平成19年の間に生まれた人は、この時期に日本脳炎ワクチンの接種を国が積極的に進めなかったため、受けていない人がいますこのため、この時期に生まれた人は、平成23年から、20歳までに追加接種を受けられるようになっています。

 

接種していない人は、医療機関でワクチンを受けましょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/05/24-362462.php])

著者: rosyさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

常在菌によるものに関する記事

日和見感染と常在菌感染の違いとは?

  健康な場合には感染しないけれど免疫力の落ちている状態では感染する、というと...

扁桃腺炎と誤診されやすい伝染性単核球症(キス病)とは?

 突然の発熱、喉の痛み・・・。扁桃腺炎と誤診されやすい伝染性単核球症とはどのよ...


感染したら切断?!人食いバクテリアへの感染で行う治療って?抗生物質では治療できない?

手洗いうがいが手足の切断を回避することもあります。 風邪やインフルエンザを回避...

感染から10年後に発熱?肝機能障害?エキノコックス感染症とは

  キタキツネから感染すると言われるエキノコックス症。 この病気は、海外...

カラダノートひろば

常在菌によるものの関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る