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気になる病気・症状

感染から10年後に発熱?肝機能障害?エキノコックス感染症とは

 

キタキツネから感染すると言われるエキノコックス症。

この病気は、海外では頻発しており、キツネ以外の動物からもうつる病気として認識されています。

 

北海道など緯度の高い地域に生息する「包虫」

エキノコックス症は、包虫と呼ばれる寄生虫の卵が口から入って感染する病気です。

感染動物の糞などに大量に含まれており、これが乾燥して散らばり、その中の卵で感染が広がります。体内で卵が孵り、肝臓などで成長・増殖して大きな塊になっていきます。

 

感染して10年くらい経ってから、発熱や肝機能障害といった明らかな症状が出てきます。

この寄生虫の内容物が出てアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

そのため、エキノコックス症を診た経験のある医師に診断・治療をしてもらうのが安心です。

 

世界中にいるエキノコックス

エキノコックスはシベリアや南米、アジア、アフリカ、中東、地中海地域に多くみられます。

アメリカでは、ミシシッピ川下流域、アラスカ、カナダ北西部などにみられます。

こうした汚染の高い地域では、家畜やシカ、犬、オオカミ、コヨーテなどの糞を介して感染の危険があります。

年間10万人に1人の発症と少ないようですが、感染がわかるまでに時間がかかる病気のため、海外渡航の際には注意が必要です。

 

治療は病巣切除

エキノコックス症の切除は、病巣を外科的に切除するのが主ですが、虫を傷つけるとアナフィラキシーショックを起こすこと、またとりきれない場合にはまた体内で転移して増えることなど、完全除去が難しい場合もあります。

手術で十分に対処できない場合には、化学療法が行われます。

現在、欧米で開発されたアルベンダゾールという薬が、日本でも使用できるようになっています。

 

北海道では現在、キタキツネからのエキノコックス駆除が行われていますが、まだ完全ではありません。また、キタキツネ以外からの感染の疑いもあります。

エキノコックス症は、自覚症状が出てからの処置は完治が難しいとされています。

まずは感染予防が大切です。

動物に触れたら石けんで手をあらう習慣をつけ、感染を防止しましょう。

 

 

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2007/12/27-003968.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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