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代表的な卵巣嚢腫の種類

 

卵管によって子宮とつながっている卵巣は腫瘍のできやすい場所ですが、その中でもほとんどが卵巣嚢腫という疾患です。といっても卵巣嚢腫の中にも色々な種類があり、他の場所にできる腫瘍の種類よりも多くあります。

 

 

卵巣嚢腫とは卵巣に液体がたまってできた嚢腫です。通常、卵巣に腫瘍ができると言った場合、子宮の左右にある卵巣のどちらか一方にだけ発症しますが、ケースによっては両側に同時に腫瘍が発生する場合もあります。卵巣嚢腫は良性であることも悪性であることもあり、悪性になると卵巣がんと言われます。ここでは、以下種類について代表的なものを紹介します。

 

・漿液性嚢胞腺腫(しょうえきせいのうほうせんしゅ)

無色または黄色い透明のさらさらした液体がたまる腫瘍です。卵巣嚢腫の中で最も多い疾患で、全体の4分の1を占めます。多くは良性ですが、腫瘍が大きくなっていくと子宮と卵巣を直接つなぐ2本のじん帯が、ねじれる茎捻転を起こすことがあります。

 

・奇形腫(きけいしゅ)

髪の毛や歯、骨、皮脂分泌物が入っている腫瘍です。これらは卵子のもととなる胚細胞が変化して成長してしまったもので、ほとんどの場合良性です。両側の卵巣に発症することもあり、その多くは20代から30代と言った若い年代に発症します。しかし漿液性嚢胞腺腫と同様に、腫瘍自体が大きくなっていくことで茎捻転を引き起こすことがあります。特に形成されるものが皮膚やそれに付属するものが多いというところから皮様嚢腫と呼ばれることもあります。

 

・偽粘性嚢腫(ぎねんせいのうしゅ)

ねばねばした粘性のある液体がたまる嚢腫です。卵巣嚢腫全体の5分の1を占める疾患で、しばしば巨大化し、お腹の中で袋が破け、中の液体が卵巣外に広がってしまうことがあります。これによって腹膜炎を起こし、死亡すると言ったケースもあります。良性、悪性どちらの可能性もあり、良性の場合は、茎捻転以外はさほど心配されるものではありませんが、悪性の場合急速に大きくなることがあり、体の栄養分を吸い取って、体が衰弱してしまったり、転移するなどのケースもあります。

 

 

全体としては良性であることが多い卵巣嚢腫ですが、発症する年齢などによってもその確率は微妙に異なります。

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/05/10-019608.php?category=265])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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