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水場の衛生に要注意!加湿器にも生息 感染症の原因レジオネラ菌とは

 

全国の温泉施設等で発生しているレジオネラ症は、細菌による感染症です。

これは、温泉だけでなく、様々なところで感染のリスクがあります。

 

「在郷軍人病」として発見されたレジオネラ菌

”レジオネラ”とは、アメリカの在郷軍人(=軍隊を退役して帰ってきた人)病として1976年に初めて見つかりました。

フィラデルフィアの集会に参加した在郷軍人が集団感染したため、軍隊が持ち帰った病気ではないかと考えられたのです。

調査の結果、集会が開かれた会場近くの冷却塔の中にこの菌がいてエアロゾルとして飛散し、高齢でもあった在郷軍人に多くの感染・発症者を出した、というものでした。

現在では、レジオネラ菌として、病原体が特定され、全世界で土壌中や水環境中にいる菌であることがわかっています。

循環水や冷却施設等の水のある場所に持ち込まれると、そこで増殖し、感染源となるのです。

 

人から人への感染はない

レジオネラ菌の感染症状は、急性の劇症肺炎を起こす場合と、ポンティアック熱と呼ばれる発熱や倦怠感を起こす場合があります。

いずれも、エアロゾルとして呼吸器系から侵入したレジオネラ菌が起こす症状ですが、肺炎は致死率が15〜30%と高く、注意が必要です。

 

感染した人からの直接感染はありませんが、人工的な施設での集団感染が多く、1例見つかれば、その人が関わった施設をすべて調査し、他のレジオネラ感染がないかを確認しなければなりません。

 

症状

症状は全身の倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛に始まり、38℃以上の高熱、悪寒、呼吸困難、胸痛が始まります。このとき、傾眠、昏睡、幻覚、四肢の振せんなど、中枢神経系の症状が特徴的に見られます。

 

ポンティアック熱は、突然の発熱・悪寒・筋肉痛に始まりますが、一過性で治癒するのが特徴です。

 

家庭でも超音波加湿器などに要注意

じつは、レジオネラは温泉施設だけでなく、家庭用の超音波加湿器等でも発生しています。菌はどこでもらってくるかわからないのです。加湿器は、厚生労働省から1999年にそのリスクが警告されています。また、シャワーヘッドにもレジオネラ菌は増殖する可能性があります。

 

 

家庭にも潜むレジオネラ菌の感染源。

日常的に、水場の衛生には注意し、身の回りにレジオネラ等が発生した場合には、さらに注意をしましょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2010/01/12-033116.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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