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生活習慣病

メタボをなめてはいけない理由(心疾患・脳梗塞など重篤疾患のリスク)

       

2008年4月より、特定健診・特定保健指導、通称メタボ検診なるものがはじまりました。

 

メタボリックシンドロームと聞いて、「単に太ってるだけで、誰にも迷惑をかけてないじゃないか。太っていて何が悪い」と思われている方も多いかもしれません。

しかし、このメタボリックシンドロームは単なる肥満ではなく、他でもない、自分の体に多大なる迷惑をかけているという事実があります。

 

世の中の全ての生き物に、酸素と水が必要なように、人間も酸素と水がなければ生きていけません。

この酸素と水を体中に運んでいるのが血液なのですが、メタボリックシンドロームはこの血管にダメージを与え、最終的には血栓で血管を詰まらせて、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な疾患をもたらすことが知られています。

 

メタボリックシンドロームは血栓症のハイリスクグループである」ということは、臨床では広く知られています。

要するに、内臓肥満、インスリン抵抗性(インスリンがあるにも関わらず、期待されるようなインスリンの効果が発揮されないもの)、高血圧など、それらひとつひとつは重症ではなくても、これらが重複することで虚血性心疾患、脳梗塞などのリスクが何倍も高くなるという事実です。

 

メタボリックシンドロームは血管内を流れている血液に異常を起こす病態です(高脂血症や耐糖能異常、糖尿病や高血圧など)。

そのため、始終これらの異常にさらされている血管内皮細胞は酸化的ストレス状態になってしまします。

その結果として、本来の血管内皮細胞の「抗血栓活性化」(血液を固まりにくくする働き)は低下し、「血栓活性」(血液が固まりやすくする働き)が優位になってきます。

 

この早期段階はED(勃起不全)やめまいなどの機能的異常の段階にとどまりますが、進行していくと血管内は器質的なアテローム病変(動脈の内側に粥状性の隆起が発生する状態)、内腔の狭窄をおこし、最終的に血栓を起こします。

血管内に血栓が出来てしまうと、その部位により心筋梗塞だったり脳梗塞という死に至る病に陥るわけです。

 

たかが肥満、されど肥満というわけで、肥満が一定の範囲を超えなければリスク的にはさほど高くはありませんが、メタボリックシンドロームに定義されている一定値を超えるようであれば、それは自分の体にかなりの負担をかけていると言って間違いないでしょう。

 

検診で指摘された方は、安易に考えず、きちんと自分の体について考え、手遅れにならないうちに対策を考えていくべきです。

 

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/07/07-379901.php )

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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