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生活習慣病

生活習慣病を憎悪させる?メタボとインスリン抵抗性の関係

    

メタボリックシンドロームに関して調べると、必ずと言っていいほど「インスリン抵抗性」という言葉をみかけます。

ですが、この言葉の意味を理解している人は少ないのではないでしょうか。

 

そもそもインスリンとは、すい臓のランゲルハンス島から分泌される、血糖値を下げるホルモンのことを言います。

糖尿病の方には、このインスリンの分泌そのものが少ない方がいますが、このインスリン抵抗性というのは、インスリンが体内に存在しているにも関わらず、期待されるほどのインスリン作用が発揮されない病態のことをいいます。

肥満や運動不足もその原因の一つとされています。

 

インスリン抵抗性は、高脂血症、高血圧、高血糖、動脈硬化などの全てを増悪させることが知られています。

 

では、インスリン抵抗性があるかどうか、またその程度はどうやってしるのでしょうか。

インスリンが存在するにもかかわらず、期待されるほどのインスリン作用が発揮されないのですから、

 

* インスリンの値の割には血糖値が下がっていない。
* 正常血糖値を保つためのインスリン値が高い。

 

ということで認識されます。

 

要するに、空腹時の血糖値とインスリン値から推測されます。これを数式化したのが「HOMA-R」です。さらに精密な評価をするには「高インスリン正常血糖クランプ法」などがあります。

 

◆ HOMA-R

 

空腹時血糖値(㎎/dl)×空腹時インスリン濃度(μU/ml)
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            405

 


空腹時の血糖が高値(例えば200㎎/dl)の患者では、この方法は検討されません。

あくまでも正常値(100㎎/dl)よりやや高いという境界型の方で検討するとインスリン抵抗性の鑑別に有効だといわれています。

 

日本人の場合、空腹時血糖が140㎎/dlを超えると、インスリン値は低下してくることが分っているため、HOMA-Rがインスリン抵抗性の指標になるのは空腹時血糖が140㎎/dlくらいまでと考えるのが妥当なようです。

 

インスリン抵抗性は、脂肪分解抑制の低下を招き、FFA(free fatty acid :遊離脂肪酸)が増加します。このFFAの増加はさらなるインスリン抵抗性を招きます。

 

このようにインスリン抵抗性は様々な代謝異常を引き起こし重積させます。それらがまたインスリン抵抗性を悪化させるという悪循環を引き起こすわけですが、これがメタボリックシンドロームの根底にあるとされています。

 

メタボリックシンドロームが生活習慣病の原因になるといわれているのは、こういった病態が解明されているからなんですね。

 

 

 

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2012/01/22-356125.php)

 

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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