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気になる病気・症状

排便時などティッシュや便に少量の血液が!肛門の痛みや出血の原因など

血便の症状があらわれたときは、慌てずによく便を観察しましょう。

量の少ない赤い鮮血便の場合は、痔からの出血であると考えられます。

 

■肛門管からの出血の特徴

排便のとき、ティッシュに血液が付着すると訴えて病院に行く人も少なくありません。自分は直腸がんになったのではないかと思い、怖くて病院にいくことができなかったという人もいます。

ですが、直腸がんの場合は、そのような出血はしません。

 

赤い鮮血が見られる場合、肛門管からの出血と考えて間違いありません。出血量により、便への付着度が異なります。出血量が多いと便にも血液が付着しますが、出血量が少ない場合はティッシュに付着する程度です。

 

また、便に付着する血液は、普通線状につきます。なぜなら、出血点は多数あるわけではなく、一箇所であることが多いからです。

 

■痔核や裂肛からの出血

痛みを伴う場合は、肛門が切れる裂肛(切れ痔)が多いのに対して、痛みを伴わない場合は痔核の表面からの出血が多いです。痔核は大きくなくても出血することが多いのです。

 

また、このような場合は排便のときに何度も出血することが多いので、二~三日間は連日、肛門出血が観察されます。

 

出血はあるが痛みの無い内痔核

痔には痔核という腫れ物が肛門付近にできる病気ですが、その痔核が外にできるか内側にできるかで外痔核、内痔核という違いができます。

 

●外痔核

外痔核は肛門の外にできる腫れ物であり、これが痔核と言うよりもいぼのようなもので、刺激を受けると痛みを感じます。

ですが、肛門から離れていればそれほど心配はありません。

 

●内痔核

しかし肛門の内側にできる内痔核はそうもいきません。

肛門の歯状線という箇所から内側にあり、痛みも感じられない痔核ですが、排便によって出血しやすいのです。

これはトイレの際に驚くという以上に問題があります。

 

人が肛門という部位に抱くイメージは何でしょうか。それが汚い、不潔というイメージです。

実際に大便によって汚れる肛門付近はどんなに清潔にしていても限界があります。

その箇所に出血する傷ができれば、その傷の状態は衛生的とは間違っても言えないでしょう。

 

肛門の内側にできる内痔核とは

●痛みはほとんど感じないが、出血しやすい。

●出血した傷口は非常に不衛生な状態に。

●出血と菌による炎症で腫れ上がり、やがて大きくなった痔核は肛門の外に飛び出る。

●肛門の機能に障害が出る。

 

この内痔核は痛みを感じないため、多くの人が気づかずに罹患している可能性があります。

出血しやすいと言っても、それは人それぞれですし、便通の状態によって左右されます。

そして気づかなければ治療もなく、出血と炎症の繰り返しでどんどん痔核は大きく悪化するのです。

気づいたときには手術が必要なほど痔核が大きくなっていたという状況も珍しくはないでしょう。

また肛門の疾患であるため、恥ずかしがって医者に看てもらうことが手遅れとなることも多いケースです。

 

肛門から出血!その原因とは

肛門から排泄されるのは大便で決まっているはずですが、時として大便ではなく血液が飛び出してくる場合があり得ます。

それも、大便に付着した血便というだけでなく、激しく音を立てて肛門から出血することもあり得るのです。

 

激しい出血の場合は大抵が、内痔核が破れて出血した場合がほとんどですが、それ以外の可能性も充分に考えられます。

 

そして、単に肛門から出血したという括りでは、その原因疾患の候補として直腸癌が考えられるのです。

 

原因が痔核や裂肛である場合も含めると、肛門から出血した経験がある人はかなりの数に上るかもしれません。

ですが、その肛門からの出血は本当に痔核や裂肛であったでしょうか。

 

実際には直腸癌である可能性も捨てきれないはずです。だからこそ、肛門から出血する場合のパターンを頭に入れておいて、その原因を正確に把握するようにしておきましょう。

 

■肛門からの出血

●内痔核

腫れ上がった痔核が摩擦によって裂け、激しく出血する場合があります。

1.排便時に音を立て激しく出血

2.便器に血が垂れる

3.拭いたティッシュに鮮血が付着

4.便の表面に鮮血が付着

 

●血栓性外痔核

血栓となった痔核が破れたとき出血します。

 

●裂肛

出血しますが、通常少量の出血です。

1.ティッシュに付く程度

2.排便の最後にたれる程度

3.便の表面に少量付着する程度

 

●直腸癌

粘液と共に血液が大便に付着します。

 

肛門からの出血が直腸癌である場合は、大便に血液が付着し、それに粘液も付着しているということです。

この特徴を頭に入れることはもちろん、それ以外の肛門からの出血で考えられる疾患のことも頭に入れ、肛門から出血したら、それぞれの担当の病院にすぐに診察してもらえる様にしておくと健康上万全なはずです。

 

切れ痔の出血は意外と少ない!?

痔と言えば肛門からの出血が症状として思い浮かぶでしょう。

そして切れ痔はその名称からもかなり激しい出血が伴うと思ってはいませんか。

実際にはそのような事は無く、切れ痔になったとしても、せいぜいトイレットペーパーに少量の血が付着するだけの軽い出血しかしないのです。

むしろ痔核の方が激しい出血をする可能性があるでしょう。

 

■意外と出血の少ない切れ痔

●痔核と比べると少量の出血

切れ痔はその名前からすると意外なほど出血が少ない痔です。

 

●切れ痔は浅い傷

切れ痔の裂傷はあくまで肛門の表面の切れ目であり、裂けたとしてもほとんど浅く出血を伴いません。

排便後、肛門を拭いたトイレットペーパーに少量の血が付着するぐらいでしょう。

 

●痔核は血豆

しかし、痔核の場合は、痔核自体が血豆のようなできものであり、痔核が破けた場合は大量の出血が伴う場合が多くなるのです。

 

●切れ痔の痛みは細菌感染による化膿

切れ痔の痛みというものも、浅い傷の痛みではなく、その傷が便が付着することによる細菌感染による化膿することによって発生します。

頻繁に細菌の固まりである大便が通過する機能上、肛門の衛生は劣悪であり、浅くてもそこに裂傷が生じることは細菌感染のリスクが非常に高くなるのです。

 

●清潔に保てば切れ痔は無痛

つまり、たとえ切れ痔になったとしても、肛門の裂傷を清潔に保ち細菌を寄せ付けず、化膿をさせなければ切れ痔になっても痛みをほとんど感じることなく治すことも可能と言うことです。

 

ここで肝心なのは出血の量ではなく、切れ痔自体が浅い裂傷でしかないという事実です。

切れ痔の激しい痛みからするとかなりの大けがと思うかもしれませんが、それは浅い傷が細菌に感染し化膿したことが痛みの主な原因となります。

つまり、切れ痔になっても患部を清潔に保ち細菌を寄せ付けなければ激しい痛みを発生させることを回避できるということなのです。

 

突然激しい痛みが! 血栓性外痔核とは?

肛門にできたいわゆる血豆のようなものを「血栓性外痔核」と言います。

排便時や重い荷物を持った時など、強くいきんだ拍子にできて急に激痛が走るのが特徴です。

これは痔の前段階のようなもので、正しいセルフケアをするだけで治る場合もあります。

 

<血栓性外痔核の特徴>

・急にズキズキと激しく痛みだした

・肛門周辺に血豆のようなものがある(破れて出血する場合も)

この他にも肛門付近がはれることもあります。

 

<できてしまったら…>

血栓性外痔核ができてしまったら、次のように処置をしましょう。

・とにかく温めて安静にする

原因は肛門にできた血栓なので、冷やすのではなく温めるようにしましょう。

 

・座薬は使わない

市販の座薬をむやみに使うと患部に刺激を与えてしまうので、使うのであれば塗るタイプの薬を使うようにしましょう。

 

・触らない

いぼがあるからといって押したりいじったりしてはいけません。

寝る時は横向きになるなど、刺激を与えないようにしましょう。

 

痛みは2~3日をピークにだんだんおさまっていくのが一般的です。

その後も様子を見て問題無いようであれば治ったと考えて大丈夫です。

 

もちろんすぐに病院へ行って治療を受けるのも◎

だいたいのケースでは手術の必要はありませんが、希望すれば手術で血栓を摘出してもらえる場合もあります。

(Photo by http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-08掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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