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統合失調症の原因とは~ドーパミン仮説~

統合失調症の神経薬理学的、あるいは神経生化学的な研究が、近年めざましい成果をあげつつあります。ご存知の通り、統合失調症の原因としては様々な仮説が論じられていますが、今までの所、もっとも有力視されているのが「ドーパミン仮説」というものです。

 

ドーパミン仮説とは

この「ドーパミン仮説」とは、統合失調症では中脳辺縁系においてドーパミン系ニューロンの過剰活動が生じていて、これが統合失調症の発症と関係しているのではないかという説です。

 

人は外部から何らかの刺激を受けると、それを脳に伝えようと、神経がドーパミンという伝達物質を放出します。

 

本来は、この刺激は限りなく事実に近い形で脳に伝えられますが(例えば1つの情報は1つとして伝わる)、ドーパミン系ニューロンの過剰活動が生じている場合は、1つの情報が10にも100にもなって脳へ伝えられ、脳が混乱をきたしてしまうというわけです。

 

このドーパミン仮説を支持するいくつかの事実があります。その神経薬理学のひとつがJ・トレードやP・ドニケルによるクロールプロマジンに関する研究です。

 

近年の研究

統合失調症においては、ドーパミン系の過剰活動が生じているのであり、抗精神薬はドーパミンの受容体を遮断することでこの過剰活動を抑え、その結果、統合失調症が治ると考えられるようになりました。現在使用されている抗精神薬の多くが、この仮説に基づいています。

 

近年は、CTスキャン(コンピューター断層撮影装置)、MRI(核磁気共鳴断層撮影装置)、PAT(ポジトロン断層撮影装置)といった画期的な画像診断装置の出現により、統合失調症脳の形態学的な研究に新たな新生面が開かれようとしています。

 

画像診断所見と精神症状を比較検討したり、脳室の状態や形態学的所見を比較することで、様々な事が分かってきています。

 

 

今後、このドーパミン仮説が大きく変わる新事実が発見される日が来るのも、そう遠くないのかもしれません。

(Photo by: //www.ashinari.com/)

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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