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血圧の加齢変化と高齢者高血圧治療 血圧の下げすぎには注意!

   

血圧は、加齢と共に上昇します。日本はこれからどんどん高齢化社会になっていくため、高血圧を訴えてクリニックや病院を受診する患者が増加すると考えられます。

 

一般的に、血圧は60歳くらいを境にして、年齢と共に収縮期血圧は上昇し、拡張期血圧は低下してきます。

その結果、圧脈(収縮期血圧から拡張期血圧を引いた血圧の差)は増大します。それは加齢に伴い、平滑筋細胞の増殖や弾性繊維の現象が起こり、動脈壁のstiffness(変形のしづらさの度合い)が進行し、伸展性が低下することによります。

 

加齢に伴う血圧上昇の因子には次のようなものがあります。

 

* 食塩感受性の亢進
* 血漿レニン活性の低下
* 血漿カレコラミンの増加
* カテコラミン代謝の低下
* 交感神経受容体感受性低下
* 耐糖能の低下

 

したがって、若年者の高血圧では収縮期血圧よりも拡張期血圧が心血管系合併症などの発生の危険因子とされて、その点に注目を置いた薬物療法が行われますが、高齢者においては、収縮期血圧に規定される脈圧が、より心疾患系合併症などを起こしやすいと考えて治療をしていかなければなりません。

 

そのため、若い頃から降圧薬を服用していた方などは、血圧や脈圧の値によって薬の見直しをしてもらうなどの必要があります。

特に高齢者の高血圧では下記の点に注意して降圧剤を調整してもらいましょう。

 

1. 夜間血圧が下がりすぎないようにすること。(夜間脳虚血性発作の防止)
2. 食後の低血圧が起きすぎないようにする。
3. 起立性低血圧が起こらないようにする。(失神のための転倒防止)

 

このように血圧の下げすぎが、高齢者高血圧には大きな問題となることがわかっています。

特に85歳以上の方に関しては、よほど高い値を示していない限り、積極的な降圧治療が推奨されていないことを覚えておきましょう。

 

 

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2006/11/29-000625.php?category=52 )

 

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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