カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法

気になる病気・症状

原因の異なる三つの胆道ジスキネジー

 

肝臓にあるファーター乳頭という器官は胆嚢の収縮によって胆道に送り出される胆汁の量を開閉によって調節する調整弁の役割を担っています。

このファーター乳頭が動作異常を起こすことで胆道を通る胆汁の量が不安定になるのが胆道ジスキネジーです。
このファーター乳頭の動作異常の原因は主に三つに分けられ、それぞれのタイプごとに異なる治療対策が必要となります。

■三タイプの胆道ジスキネジー


胆道ジスキネジーは、その胆道の動作異常が起こる原因が異なる三つのタイプに分けられ、それぞれに異なる治療法が必要となります。

1.緊張亢進型
胆嚢が張り詰めたようにふくれてしまい、胆嚢を収縮させるホルモン刺激の効果も薄れてしまい、胆嚢が膨脹したまま胆汁が充分な量排出されなくなってしまいます。
胆汁の消化機能が薄れ、食後に腹痛が生じることになるのです。

2.運動亢進型
胆嚢収縮ホルモンの刺激に敏感になりすぎてしまい、胆嚢が一気に収縮することになるタイプです。
胆嚢が一気に収縮してしまえば、胆汁が一気に十二指腸に流れ込み、消化活動に問題を発生させてしまいます。

3.緊張低下型
胆嚢が弛緩してしまい、胆嚢収縮ホルモンの刺激を受けてもほとんど収縮しなくなってしまう型です。
胆汁の排出が遅れてしまい、腹部に持続性の鈍痛が引き起されます。

●胆道ジスキネジーの治療法

▼食事療法
胆汁を排出する胆嚢の収縮活動は、食事内容にも大きく関わってきます。
胆汁の排出を促す脂肪食をコントロールする食事療法は、緊張亢進型や運動亢進型に有効な治療法となります。

▼薬物療法
胆嚢の収縮を薬物で調節する薬物療法も有効な治療法です。
また、心因的原因での自律神経の乱れなどが原因の場合は、精神安定剤なども使用することになります。

▼精神療法
精神を正常に戻し、自律神経の乱れを無くすために、精神療法が効果を期待できます。

胆道ジスキネジーのタイプをキチンと見極め、それに適した治療法を選択することが重要です。

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/3873)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

胆道ジスキネジー(胆道運動異常症)に関する記事

自律神経の不安定な人に起こりやすい病気、胆道ジスキネジー

この痛みは胆石ではないか?と思う程強い痛みに襲われ、病院を受診する事も少なく...

女性や神経質な人に起こりやすい 腹部の痛みと発熱

      胆道・胆嚢腫瘍・炎症・結石などの異常がないのに胆石症に似た症状になる...


肝臓が正常であることを確かめる!胆道ジスキネジーの診断

  肝臓から十二指腸に送られる胆汁の量が不安定となる胆道ジスキネジーである...

ファーター乳頭の動作異常!胆道ジスキネジーの特徴と症状

  胆道ジスキネジーは、肝臓で作られた胆汁を十二指腸に送る途中にある調整弁の役...

カラダノートひろば

胆道ジスキネジー(胆道運動異常症)の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る