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肝血管種による播種性血管内凝固症候群

 

 

肝血管種は肝臓の腫瘍と言ってもほとんど無害で、症状もない良性の腫瘍です。
よほど大きな腫瘍ができない限り、表だった症状が現れることはありません。

しかし、まれに大きくなりすぎた肝血管種は播種性血管内凝固症候群を引き起す可能性がわずかにでもあることは憶えておきましょう。

■播種性血管内凝固症候群


●肝血管種が原因に
本当に稀ですが、肝血管種が巨大な腫瘍となってしまった場合、血管種内で血栓症が引き起され、やがて血液の凝固反応に異常が起こる播種性血管内凝固症候群を引き起すリスクが発生します。

1.肝血管種内部で血栓
肝血管種自体は元は血管系組織でそれが拡張した血管種であるため、巨大なものとなるほど内部で血栓ができるリスクが発生します。

2.血液の凝固反応異常
血栓が発生し、進行することで血管内に血栓が多発するようになり血液の凝固因子である血小板が使い果たされることになります。
血小板が使い果たされると血液を凝固することができず、逆に血栓を溶かそうとする線溶反応が発生し、全身に出血症状が現れるのです。

●対処法
肝血管種から播種性血管内凝固症候群となるのは、稀な巨大な血管種を切除せずに放置し、血管種内で血栓が発生した場合であり、きわめて稀なケースです。
対処法としては、基本的には巨大な肝血管種なら速やかに外科切除を行うこととなります。

1.血管種切除
肝血管種が見つかった場合、ある一定以上の大きさに成長したものは良性の腫瘍でも切除するのが通常の対応となっています。

2.抗凝固薬
血栓ができないよう血を固まりにくくするへバリンなどの抗凝固剤が予防対策として効果を発揮します。

肝血管種は血管組織を元にした腫瘍であり、血管種ができることで血栓ができるリスクが発生し、血管種の大きさが大きいほどそのリスクは増大します。
血栓によってさらに播種性血管内凝固症候群が発症することはかなり低い可能性とはいえ、決して忘れてはならないリスクです。


どんなに小さな可能性でも放置せず、早期に大きな肝血管種は取り除かなくてはなりません。それが将来の播種性血管凝固症候群などの危険を回避することに繋がります。

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/625)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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