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肝機能障害による肝性脳症

 

 

肝臓の疾患により肝機能障害となってしまうと、肝臓の働きが著しく損なわれ、肝臓によって処理される有害物質が血液中に残存し、蓄積されることになります。
蓄積された有害物質は血液の流れ込む脳に回り、意識障害を引き起すことになるのが肝性脳症です。

本来なら脳に回る血液は、その前に肝臓を経由し綺麗で安全な血液に処理してくれるはずが、その肝機能が失われたことによって発生した脳の新たなリスクは放置しておけば最後には昏睡状態にまで陥ってしまいます。

■肝機能障害による意識障害


●肝臓の機能低下
肝硬変や肝機能不全など、肝機能が著しく低下、もしくは全く使い物にならなくなる場合、様々な代謝生産物が体内に蓄積し、有害な物も体外に排出されなくなりその影響が神経や意識に及ぶことになり、段階を経て意識障害を引き起し、最後には完全に昏睡状態にまで至る可能性があります。

●門脈体循環性脳障害
肝機能が失われることで門脈の血液が肝臓を経由することなく、そのまま大循環系の血流に合流することで、脳に有害な物を含んだ血液が流れ込むことになり脳障害を引き起すため、肝性脳症の別名として門脈体循環性能障害と呼ばれています。

●アンモニアが大きく関連
未だはっきりとはしていませんが、肝性脳症の原因としてアンモニアが大きな因子であるとされています。
肝機能が失われ体内のアンモニア濃度が高まることが、意識障害の引き金となるのです。

●アンモニア濃度を薬で調節
肝機能の代わりに内服薬などで血中のアンモニア濃度を調節することで治療効果が期待できます。

実際に意識障害や昏睡に陥る原因物質は未だ特定されていませんが、アンモニアが有力候補であることは間違いありません。
薬物療法や食事療法で血中のアンモニア濃度が上がらないようにすれば、肝機能が失われていても肝性脳症を予防することができるのです。



(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/5510)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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