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腎盂腎炎の症状と合併症!予防法はトイレと水分補給にあり?!悪寒や戦慄は腎盂腎炎の危険信号

 

 

腎盂腎炎は腎臓で作られた尿を尿管へと導く中継の役割を果たす臓器です。

その役割から、細菌に感染すれば、細菌の繁殖速度はすさまじく、排尿異常などの症状はすぐに現れ、さらには細菌が腎臓にまで及ぶとあっという間に細菌感染が全身に広がります。

 

腎盂腎炎は細菌感染が広がることで危険な合併症を引き起してしまうリスクがあるのです。

腎盂腎炎の合併症で恐ろしいのはあの敗血症でしょう。

 

■腎盂腎炎の症状

●主な症状

1.発熱

腎盂腎炎を含む上部尿路疾患は細菌による炎症で発熱を伴います。

2.腰背部痛、肋骨脊椎角叩打痛

腰背部に痛みが発生し、肋骨脊椎角を叩くと響くような痛みを感じるようになります。

3.白血球尿

腎盂が細菌感染することで、白血球が細菌を殺すために炎症部位に集まり膿となります。この膿が尿と混じり合い、尿管から排尿されるのが白血球尿です。

4.細菌尿

腎盂に感染した細菌が尿によって流されて排出される場合もあります。

 

●合併症

腎盂腎炎は、炎症が進行すると血流によって全身にその影響が回りやすく様々な合併症を誘発します。

 

1.敗血症

細菌感染よる炎症が血流により全身に回り、全身が炎症を起こす全身性炎症反応症候群です。

腎盂腎炎は、尿を尿管に流し込む器官であることから特に細菌が繁殖しやすい環境が整っており、容易にこの敗血症が誘発されます。

 

2.播種性血管内凝固症候群

血液の凝固作用が乱れ、血小板が減少し出血症状が発症する合併症です。

 

3.急性呼吸窮迫症候群

敗血症によって引き起される呼吸不全です。

腎盂腎炎から敗血症になりやすいことから、さらに急性呼吸窮迫症候群のリスクも上昇します。

 

細菌感染が全身に回ることで発症する敗血症は、腎盂という腎臓に近い臓器が細菌に感染する腎盂腎炎の場合リスクがとても高くなります。

排尿異常で腎盂腎炎の可能性が発覚した場合はすぐに検査を受け、早期の治療を行うことが必要です。

 

 

女性の患者が多い腎盂腎炎とは?

腎臓の病気は、ときに辛い症状を呈し、生活に支障をきたします。

体の構造上、女性の方が尿路感染症になることが多いのですが、その中でも重篤な症状を呈する腎盂腎炎についてお話します。

 

腎盂腎炎とは

グラム陰性桿菌(大腸菌など)などによって細菌に感染し、腎臓が炎症を起こす病気です。

尿路からの上行感染が多く、他にも大腸炎など尿路付近の炎症によって起こることもあります。

特に、尿が出にくい、残尿感のある方は感染のリスクが高いと言われています。

重症になるとショック状態になることもあり、大変危険です。

 

症状は?

○寒気を伴う高熱(39~40℃以上)

○腰や背中に鈍い痛みがある

 

治療方法は?

尿路は、排尿することによって清潔が保たれる「自浄作用」を持っています。

菌が尿路から上に上がってこないように、尿量を増やすため、水分摂取や点滴が行われます。

抗菌薬も、点滴や内服で投与します。

尿路が塞がっている状態であれば、その治療が必要です。

 

治療をせずに放置しておいたり、内服を自分でやめるなど治療が不十分な場合には、慢性の腎盂腎炎になったり、他の病気を引き起こすこともあります。

高熱と背中の痛みが出たら、すぐに医療機関を受診しましょう。

また、感染を防ぐためには、普段から排尿を我慢しないようにしてください。

 

 

女性に多い腎盂腎炎!予防法はトイレと水分補給にあり?!

みなさんは、腎孟腎炎(じんうじんえん)という病気をご存知ですか?

腎孟腎炎とは、いわゆる腎臓の病気で、とくに女性によく起こる病気といわれています。

 

ここでは、腎孟腎炎の症状や特徴、予防法などについてお話します。

 

腎盂腎炎の特徴は?

腎孟腎炎には、急性と慢性が存在します。

 

急性腎盂腎炎

急性腎盂腎炎は、急激に腎臓が大きく腫れ上がることでわき腹、腰、背中の痛みといった症状をひきおこします。

また、寒気や38度以上の発熱、嘔吐や吐き気などの胃腸の症状があられることもあります。

おしっこの回数も多くなり、尿の量が少ない、血尿などの症状もみられ、場合によっては排尿のときに痛みをともない、膀胱炎が発症することもあります。

 

慢性腎盂腎炎

慢性腎盂腎炎は、自覚できるほどの大きな症状があらわれにくく、診断は少々難しいようです。

ただ、そんな中みられる症状として疲労感や微熱、食欲不振などがあります。

 

また高血圧をともなうことが多く、血圧の異状によって発見、診断されることもあります。

自覚症状はあまりないのですが、腎臓に細菌が住みついて炎症が悪化し、腎不全に陥る可能性もあるので注意が必要です。

 

このように、急性腎孟腎炎と慢性腎孟腎炎がありますが、腎臓に炎症を起こすことで痛みをともなったり、排尿に影響を及ぼすのが大きな症状、特徴といえそうです。

 

原因は?

腎盂腎炎は細菌感染が原因とされ、大きく3つの感染タイプに分けることができます。

また、細菌は大腸菌である場合が多いようです。

 

・上行性感染

これがもっとも多いタイプで、細菌が外部から尿道、膀胱、尿管をさかのぼることによって感染します。

 

・リンパ行感染

尿道から膀胱、尿管、腎盂付近のリンパ腺から感染します。

 

・血行性感染

血液の流れを通じて感染します。

 

 

女性に多い病気

腎盂腎炎の患者は、圧倒的に女性が多いようです。

その理由は、女性は男性より尿道が短く、尿道口と肛門が接近しているので、上行性感染による細菌感染が起こりやすくなってしまうからです。

 

また同様の理由で、膀胱炎も女性に多い病気ですが、腎盂腎炎の患者の約3割が膀胱炎を併発します。

 

予防法は?

膀胱炎をはじめとした、尿気管全体の予防法といえることとして、大切なことがあります。

 

・水分補給をしっかりする

・トイレをがまんしない

・下腹部を冷やさない

 

とくに、夏場の室内の冷房対策はとても重要です。

また、一度かかったことがある人は、再発しやすくなってしまうので注意が必要です。

 

 

腎盂腎炎は女性に多い病気で、ひどい場合は痛みもきつく、入院も必要になる病気です。

つね日ごろからの水分補給や排尿をしっかりと考えて、予防していくことがもっとも大切になります。

 

排尿異常を起こす腎盂腎炎

腎盂腎炎という疾患の主な症状は様々な排尿異常です。

そもそも腎盂とは、腎臓から尿を受け取り、尿管へと導くじょうごのような器官で、腎盂が細菌に感染し、炎症を起こすことは、そこを通過する尿に様々な影響を与える事は当然と言えます。

 

腎盂の粘膜が炎症を起こし、化膿し、出血などすれば、そこを通過した尿が血液や膿などと混ざり合うことで血尿や膿尿として排出されることになります。

 

そして、腎盂腎炎の影響はそれだけにとどまりません。

腎盂という腎臓に近い位置の臓器で細菌が繁殖し、そこに尿を流し込むと言うことは、細菌が腎臓に感染を広げ、そこから血流に乗って全身に回ってしまう敗血症になりやすいのが腎盂腎炎です。

 

■細菌感染による腎盂腎炎

●腎盂

腎臓の尿管に尿を注ぐじょうごの役割を持ったじょうご状の拡張部で、この腎盂が細菌に感染し炎症を起こすと、その影響は排尿に直接現れます。

 

●腎盂腎炎の排尿への影響

1.血尿

2.混濁尿

3.膿尿

4.細菌尿

 

腎盂が細菌によって炎症を起こし、腎盂を経由して尿管に注がれた尿が発生した出血や膿、細菌などと共に排尿されます。

 

●敗血症

腎盂腎炎は他のどの臓器の炎症よりも進行が早く、敗血症になりやすい疾患です。

また、播種性血管内凝固症候群や急性呼吸窮迫症候群にもなりやすくなります。

 

●発熱

細菌感染による腎盂の炎症によって発熱するのが腎盂腎炎の特徴です。

腎盂腎炎は上部尿路疾患と分類され、逆に発熱を伴わない場合は腎盂腎炎ではなく下部尿路疾患の膀胱炎などの疑いが強くなります。

 

排尿の異常は、膀胱炎など腎盂腎炎以外でも割とよく見られる症状ではあります。

他疾患と腎盂腎炎を見分ける一つの目安として、排尿異常が出た際の発熱を覚えておくと良いです。

 

腎盂腎炎のような上部尿路疾患は、排尿異常の症状と共に発熱が生じやすく、それが下部尿路疾患と見分けるポイントにもなります。

 

 

悪寒や戦慄は腎盂腎炎の危険信号

腎盂という器官が細菌に感染すると、腎臓から流れ込む尿の排出に影響が出て、その次に尿の流れをさかのぼり、腎臓に細菌感染が及ぶことになります。

腎臓が感染すれば後は腎臓から全身に回る血流によって細菌感染が全身へと広がるのです。

そうして腎盂腎炎は敗血症へと繋がります。

 

この敗血症は、非常に危険な疾患であり、敗血症が進行していることを知らせる悪寒や戦慄などの危険信号に注意しなければなりません。

 

■腎盂腎炎で悪寒や戦慄に注意

●悪寒や戦慄を伴うのは敗血症の知らせ

腎盂腎炎で悪寒や戦慄を伴うようになると、細菌感染が血液を介して全身に回った敗血症に陥ってる可能性が高いことになります。

早急に治療を始めなければ命の危険が生じるでしょう。

 

●起炎菌の特定

敗血症の治療でまずやらなければいけないのが細菌感染の元凶である起炎菌の特定です。

感染した細菌の種類ごとに最適な抗生剤を用意しなければいけません。

腎盂腎炎の場合は、たいていの場合が大腸菌が起炎菌なのですが、決めつけるのも危険です。

血液培養と尿培養を行い、正確に起炎菌を特定し、最適な抗生物質による治療を行うことは敗血症を治療する必須の行程です。

 

●敗血症になりやすい腎臓感染

腎盂は尿管と腎臓に間にある尿の受け皿であり、この腎盂が細菌に感染すると腎臓にも容易に細菌が回るようになってしまいます。

腎臓は血液が集まり、そこから不要な成分を濾し取り、尿として排出する重要な器官ですが、腎臓に細菌が回ると、濾し取ったはずの綺麗な血液に感染し、全身に細菌が回ってしまい安いのです。

そのように、腎臓の付近に細菌が感染した場合は、特に敗血症に注意が必要となります。

 

腎盂腎炎で感染した細菌を治療するには、一刻も早く感染した細菌の特定を行わなければなりません。

悪寒や戦慄を感じればすぐにでも治療を始めなくてはいけませんが、できることならそんな危険な信号が発生する前の段階で治療を始めていることが望ましいでしょう。

 

(Photo by: http://www.photo-ac.com/main/detail/2749)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-17掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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