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気になる病気・症状

蛋白尿の出るネフローゼ症候群

 

蛋白尿という排尿異常をご存じでしょうか。
血尿や膿尿に比べて知名度は低いかもしれませんが、それでも注意しなければならない排尿異常の症状です。

排尿にタンパク質が混じるということは、排尿の度にタンパク質が失われていると言うことです。
タンパク質が急速に失われるようになることは人体にとって非常に危険と言えます。

そんな蛋白尿を引き起す疾患として代表的なのがネフローゼ症候群です。

■蛋白尿から考えられる病気や症状

タンパク質を含んだ尿が排尿される症状ですが、本来尿にタンパク質は含まれることがなく、何らかの病気による症状であることが多い排尿異常です。

●低たんぱく血症
血清内のタンパク質の量が異常に低下する状態のことで、ネフローゼ症候群のように蛋白尿となり、タンパク質が異常に排出されるようになると合併することがあります。

●糸球体基底膜の異常
腎臓が血液を受け入れる毛細血管の固まりである糸球体を覆う濾過膜の基底膜タンパク質を跳ね返す役割を持っており、ネフローゼ症候群はこの糸球体基底膜の機能に異常が起こりタンパク質を跳ね返すことなく、腎臓に入り込み尿と混じり排尿されることで蛋白尿となります。

●利尿傾向
尿中のタンパク質が増えると、尿の浸透圧が増大してしまい、尿細管での水の再吸収が抑制され、利尿傾向になってしまいます。

●腎不全
利尿傾向が持続し、腎臓の病態が改善されずネフローゼ症候群のまま蛋白尿を排出し続けていれば、やがて高度な腎不全状態となってしまうのです。

ネフローゼ症候群の蛋白尿は見た目からはわかりにくく、キチンと検査して尿にタンパク質が含まれているか確認しなければいけません。
タンパク質が失われることで現れる諸症状から推察することもできますが、できれば定期的に尿の検査を行うことが推奨されます。

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/5517?title=%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC1)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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