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ネフローゼ症候群の原因となる糸球体疾患とは?

 

蛋白尿となる原因となるネフローゼ症候群は、主に腎臓の糸球体という毛細血管の固まりの異常によって引き起されます。

この糸球体からは毛細血管を流れる血流から様々な成分を濾過し、腎臓に取り込むことが行われるのですが、通常はタンパク質は弾かれるようになっています。
しかしそのタンパク質を弾く糸球体基底膜が異常を起こし、タンパク質を弾かなくなってしまうと、血液のタンパク質が腎臓に取り込まれ、尿に混じって排尿されるようになってしまうのです。

その糸球体基底膜に異常を起こすのが糸球体疾患です。

■ネフローゼ症候群を発症する糸球体疾患


●原発性糸球体疾患
腎臓の毛細血管の固まりである糸球体の疾患を原因とした一次性ネフローゼ症候群のことです。
糸球体基底膜の異常によって血中のタンパク質が尿に溶け出してしまい蛋白尿となります。

1.微小変化群
糸球体の基本構造に変化の見られないタイプですが、急激にネフローゼ症候群の蛋白尿の症状が現れ、急激にタンパク質が失われ脱水症状を引き起すこともある腎臓疾患です。
若年者に多く、小児がネフローゼ症候群のほとんどの原因となる疾患です。

2.巣状糸球体硬化症
一部の糸球体が部分的に巣状に変化、硬化し、周囲の尿細管も萎縮させる腎臓疾患です。多種多様な原因によって発症し、ネフローゼ症候群となり蛋白尿となります。

3.膜性腎症
糸球体基底部が肥厚する慢性糸球体腎炎です。成人に多く、ほとんど無症状ですが、蛋白尿となり、体重の増加、浮腫などの症状が現れます。

4.増殖性糸球体腎炎
糸球体全体にわたってメサンギウム細胞が増殖し、糸球体基底膜が肥厚し、結果ネフローゼ症候群の蛋白尿を発症するのです。

以上が糸球体に異常を起こし基底膜がタンパク質を弾かなくなる腎臓疾患の一例です。
蛋白尿が継続するとやがては腎不全など致命的な状態へと発展することが充分にあり得ます。
蛋白尿を止めるためにその原因となる疾患を早期に治療することが必要です。

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/7611)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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