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介護・認知症

高齢者の服選びのポイントとは?衣服は素材から選ぼう!

生活の基本、「衣食住」に含まれている「衣」。衣服には体を守る、体温調節などの役割があります。高齢者の衣服を選ぶ際には、素材にも注目してください。どのようなポイントがあるか、説明します。

 

適度な伸縮性・滑りやすさ

加齢により、高齢者の関節は可動域が狭くなります。脳血管障害などによる麻痺によっても、思うように体が動かず、着脱に苦労するでしょう。

適度な伸縮性がある素材なら、衣服を引っ張り、健常側の体を使って着脱できます。

滑らかな肌触りの素材なら、するっと体を通しやすくなります。

 

低刺激

高齢者の皮膚は乾燥しやすく、外部からの刺激に弱い状態です。チクチクした肌触りの素材は、不快感や湿疹の原因になります。化繊を身に着けると、痒みを感じる高齢者もいます。元々皮膚が弱い、乾燥肌の場合は、体に直接触れる衣服を綿100%など天然素材のものにしてください。

 

保温性・通気性

衣服の大きな役割の1つが、体温調節です。体温調節は、衣服の素材がポイントになります。

体の冷えを感じやすい高齢者には、保温性が高い衣服が欠かせません。体と衣服の間に暖かい空気の層を作る、保温性の高い素材を選びましょう。

保温性が高くても通気性が悪く、熱が中にこもる素材の衣服は、汗が中にこもり、風邪をひきやすくなります。通気性が良く、適度な吸湿性も兼ね備えた衣服がお勧めです。

通気性の良い綿の下着の上から保温性の高いニットなどを重ね、小まめに下着を交換するといった、重ね着による工夫も大切です。

 

扱いやすさ

暖かくても、ずっしりと重い衣服は来ているだけで負担になります。軽くて薄く、何枚か重ねて体温調整ができるものが良いでしょう。外出時に持ち運びやすい衣服も便利です。

常に清潔な衣服をまとえるよう、洗濯など手入れのしやすさにも着目してください。

  

高齢者のデリケートな皮膚、体温調節の難しさを考えて、衣服を素材で選んでみましょう。

 

高齢者のオムツかぶれを防ごう~対策編

高齢者のオムツかぶれを予防・改善するためには、オムツ交換の際に適切なケアを根気強く続けることが第一です。特に気を付けたいオムツかぶれへの対応をまとめました。

  

◆頻繁なオムツ交換

オムツかぶれの一因は、時間とともにアルカリ性を呈する尿やゆるい便です。長時間皮膚に密着した状態は、大きな負担になります。頻繁なオムツ交換が最も効果的です。

 

しかし高齢者のオムツ交換は、介護者にも負担がかかります。食後や水分を摂った後など、高齢者の排泄のリズムを把握すると良いでしょう。

 

◆ケアで使う化学物質は控えめに

オムツ交換の際、市販のお尻拭きや陰部洗浄剤を使用しているなら、使う量に気を付けましょう。敏感になっている皮膚をさらに傷つけるかもしれません。ただれや出血があるなら化学物質による刺激を避け、ぬるま湯などでケアしてください。

 

◆弱酸性の石鹸を使う

入浴などで使う石鹸は、皮膚と同じ弱酸性のものを使いましょう。洗浄後は、石鹸の成分が残って肌を傷めないよう、しっかりとすすいでください。

 

◆こすり拭きをしない

オムツ交換で陰部についた汚れを拭くとき、入浴後にタオルで体の水分を拭き取るときは、ゴシゴシこすらないでください。軽く叩き、押さえるように拭き取って、皮膚がよれてめくれないように注意します。

 

◆保湿

陰部洗浄をすると、汚れとともに皮膚を保護する皮脂も洗い流されてしまいます。皮膚のバリア機能を補完するため、保湿剤が有効です。

 

◆早目の受診

赤みや腫れが見られた時点で、まずは医師に診てもらいましょう。症状が悪化する前に対応すれば、その後の経過が良好になります。

  

ふだんからオムツ交換やトイレ介助、入浴介助の時に、オムツかぶれの兆候がないか、さりげなく観察しておきましょう。

 

楽しく脳トレ!高齢者にお勧めの趣味

高齢者の脳を活性化して認知症などを防ぐ、「脳トレ」が話題を集めています。

簡単なクイズや計算問題など、趣味として楽しめるものが多いようです。

ほかにはどんな趣味が高齢者の脳を活性化させるでしょうか。脳トレにもなる趣味を紹介します。

 

創作系

でき上がりをイメージしながら作業を進め、いくつかの手順を段取りよく行わなければならない物作りは、脳トレに最適です。

料理や日曜大工、手芸などが当てはまります。

手先を使う趣味も多いので、脳への刺激にもなります。体も適度に動かせるのも利点です。

 

体力系

体を使う趣味は、脳トレとは無関係のように思うかもしれません。

しかし、体の血流が良くなれば脳の血流もアップします。特に下半身を使うものは、全身の血流に良い効果を及ぼします。

高齢者に人気の体力系趣味は、園芸・ガーデニング・家庭菜園など土いじりです。

植物の成長を楽しみに見守り、土に触れることで癒しやリラックスも得られます。

農作業に勤しむ高齢者に足腰が強く、認知機能が衰えていない人が多いことからも、土いじりはお勧めの趣味といえます。

ウォーキングや軽い山歩きなど、足腰をよく使うスポーツも脳の血流アップに効きます。ゲートボールなどゲーム形式のスポーツは、脳トレにぴったりです。

 

娯楽系

カラオケは、音楽を聴きながらそれに合わせて歌うという、脳の複数の機能を同時に使う脳トレ向きの趣味です。

旅行や動植物園などへの外出も良いでしょう。ポイントは、受け身にならないことです。

ただ音楽を聴くよりも、自分が歌う方が脳を使います。テレビで眺める美しい映像よりも、自分で出向いて美しい景色を眺める方が脳の刺激になります。

 

どんな趣味も押し付けるのではなく、高齢者が自発的に行わなくては脳トレにはなりません。

高齢者の希望を尊重し、趣味を楽しめるようサポートしましょう。

 

ここに注意!高齢者の飲酒

高齢者の飲酒が適度な範囲に納まっているかを判断するのは、難しいかもしれません。

昔から飲酒の習慣があり、「お酒に強い」と言われているなら、なおさらです。ほど良くお酒を楽しむため、飲みすぎて健康を損なわないために心がけたい点を挙げます。

  

◆若いころとは違います

若いころ、お酒に強いといわれていた人は、つい年をとっても同じペースで飲んでしまいます。見た目は大丈夫なようでも、加齢によってアルコールの代謝能力は確実に衰えています。本人が考える以上に肝臓への負担が大きくなっています。肝臓以外にも、身体のいろいろな部分に負担がかかります。

 

◆時間を決める

朝や昼からお酒を飲む習慣がつくと、飲酒の時間が長くなり、量が増えます。昼夜逆転の生活にもなりやすいため、「晩酌の時だけ」など、時間と量を決めてください。

 

◆周りの人が見守る

高齢者は、寂しさや不安から飲酒量が増えがちです。「ホドホドに」「飲み過ぎないで」と声をかけることが、「気にかけていますよ」というメッセージにもなります。

 

◆薬との関係

アルコールと相互作用をもつ薬もあります。常用している薬があるなら、副作用などを医師に相談してください。

 

◆定期的検査を受ける

肝機能など、定期的に健康診断を受けてください。飲酒量を減らすようにと家族が言っても聞き入れない高齢者の説得には、肝機能の数値などを医師から説明してもらうと良いでしょう。

 

お祝い事など、皆で楽しくお酒を飲む機会は気分転換や生活の楽しみになります。いつまでもお酒を楽しめるよう、ふだんは「たしなむ程度」が良いでしょう。

 

(Photo:http://www.ashinari.com/2009/11/14-030402.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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