女性のカラダの悩み
効果を最大限にするために!エステに行く時期に気をつけよう!生理中は肌荒れしやすい!?月経時の体の変化とホルモン不調が招くトラブル!
エステのような特別なケアの無料体験など、女性にとっては重宝するものだと思います。
しかし、残念ながら思ったような効果が得られなかったということもあると思います。
エステの内容が合わないために効果を得られないこともあると思いますが、もしかしたらエステを受けた時期が良くなかったかもしれません。
エステとは
どうせエステのようなスペシャルケアを受けるならば、その効果を最大限享受したいですよね。
エステのような普段と違う特別なケアは、もちろん肌のためを思って行うものではありますが、肌が慣れているケアとは違いますので、場合によっては肌が普段のケアと違うことに驚いてしまうかもしれません。
肌が積極的にその新しい刺激を受け入れる体制になっていればよいのですが、肌が消極的で新しいことに慣れる余裕がないときには肌は拒否反応を示します。
エステに行って良いとき
エステに行って良いときは、肌の調子が良いときです。
肌が積極的に新しい刺激を受け入れる体制になっているときには、エステの効果をしっかり肌が受け止めてくれます。
これは生理が終わった後の約1週間の時期です。
生理中は心身が安定せず、ストレスがたまる時期です。
そして生理が終わると「解放された」といった感覚で気づかないかもしれませんが、この時期は肌の調子がとてもいい時期なのです。
この時期は特に美肌に効果を期待できるビタミンCを積極的に摂取すると、大きなスキンケア効果が得られます。
エステに行くのを避けたいとき
この時期は実感として分かる人も多くいると思いますが、女性の肌の調子が悪くなる時期はだいたい決まっています。
ニキビが出来たり乾燥がひどくなったりする時期は、生理前の約1週間と生理中約1週間です。
この時期には新しい刺激を受け入れる体制が整っていません。
それどころか刺激に対する抵抗力が弱まっている時期ですので、むしろ普段のスキンケアすら刺激に感じることもあるでしょう。
エステと言うと、肌が不調な時に行くイメージがあるかもしれません。
しかし上記を見てもらえれば分かるように、肌の受け入れ態勢を考えてあげなければエステ効果を最大限に得ることはできません。
生理中は肌荒れしやすい!?女性ホルモンの影響について
生理前後にかけて、ニキビや吹き出物が出やすい人がいます。
生理は、女性ホルモンの働きによって引き起こされます。
経血の排出だけでなく、身体のさまざまな個所に働きかけて、生理特有の症状を誘発します。
肌荒れもその症状の一つです。
生理における女性ホルモンの働き
卵子の成長を助ける
・エストロゲンが減少し、黄体ホルモンが増加する。
・骨盤周辺に血液が集まる(全身の血液成分のバランスが崩れる)
・骨盤が開く
子宮の収縮による下腹部の鈍痛
・ほか頭痛、吐き気、だるさ、精神的症状など人それぞれ
なぜ肌が荒れるのか
・脂肪細胞に乾燥が起きやすい
・血液中の酸素濃度低下
・下半身の新陳代謝の悪さ
~刺激を少なく~
ホルモンバランスの乱れから肌が刺激に弱くなるため、香辛料のきつい食事やアルコール・たばこはできるだけ避け、また肌を清潔にして、乾燥しないよう保湿しましょう。
スキンケアは大切ですが、化粧品による刺激も肌トラブルの原因になるので、ナチュラルメイクを心がけてください。
肌につけるもの・洋服なども化学繊維より天然素材が好ましいです。
気にしすぎも良くないですが、身近にできることから、肌を守る工夫をしてみて下さい。
生理の仕組みって?月経時の体の変化とホルモン不調が招くトラブル!
女性の体は、毎月排卵と生理(月経)を周期的にくり返しています。
これは、卵巣から出されるホルモンの変化によって起こります。
ここでは、生理のしくみと子宮の役割について見ていきましょう。
子宮の性状
子宮は、人によって多少の大きさの違いがありますが、大きめの鶏卵大の袋状の臓器です。
「子宮体部」という上部の3分の2の部分と、「子宮頚部」という下部3分の1に分けられています。
子宮体部は薄い膜につつまれていて、それを「子宮」と呼びます。
子宮は、厚さ1~2センチほどの筋肉でできています。
その筋肉は、大変伸び縮みをし、出産の直前には長さが30~35センチ、幅は約25センチにまで伸びます。
そして、出産する時には収縮して赤ちゃんを押し出そうとしたり、出産後には、また元の大きさまで縮むのです。
子宮の役割
子宮の役割は、妊娠期間中に胎児を育てることです。
その内側は、子宮内膜という薄い膜でおおわれています。
その膜は基底層と機能層に分けられ、機能層は女性ホルモンの働きで、妊娠準備のために周期的に厚くなります。
妊娠しなかった場合は、その膜が剥がれ落ちて体外に出ます。
その繰り返しが「月経」です。
女性ホルモンを分泌するのは「卵巣」
女性ホルモンは子宮から分泌されている、と思われがちですが、それは間違いです。
女性ホルモンは卵巣から分泌されています。
卵巣から分泌されるホルモンは、直接子宮に届くのではなく、いったん血管内に入って肺から心臓を経由して、子宮に到達します。
そうすることによって、子宮の活動がコントロールされているのです。
卵巣って?
卵巣は、親指の先ぐらいの大きさで、子宮や卵管、靭帯に支えられて、腸の間に埋もれています。
女性は生まれた時からその卵管のなかに100万~200万個の原子卵胞(卵子のもと)を持っています。
初潮から閉経の時まで、毎月、左右のいずれかの卵巣から、成熟した卵子が一つ飛びだし、これを「排卵」といいます。
排卵・生理が起こる仕組みとは?
脳と卵巣のキャッチボールで生理が起きる
排卵や月経のサイクルは、中枢神経(脳)によってコントロールされています。
脳から下垂体へ信号が送られて、卵胞刺激ホルモンがでると、卵巣では卵胞が発育し、エストロゲンを分泌します。
卵胞が十分に成熟すると、その情報が脳の下垂体に伝わり、黄体化ホルモンが分泌されて排卵が起こります。
排卵した後、そのくぼみには黄体がつくられて、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されます。
このように、脳の下垂体からの情報を受けた卵巣は、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンを分泌し、そのホルモンの影響で子宮内膜が厚くなって、月経が周期的にやってきます。
妊娠と月経
排卵期に卵巣から飛び出した卵子は、卵管に吸い込まれ、精子を待っていますが、タイミングよく性交が行われた場合には精子と出会って受精します。
その受精卵が子宮の内膜に着床すれば、妊娠となります。
妊娠しなかった場合には黄体が14日間くらいで退化し、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量の低下がおこります。
この急激なホルモンの低下により、必要が無くなった子宮内膜が出血を伴って剥がれ落ち、膣から出されます。
これが月経です。
ホルモン不調を放置すると、さまざまなトラブルが?!
生理の周期が短い、たまにしか来ないといった生理不順の状態を放置していると、無月経や不妊症につながる可能性があります。
私たちの体には、ホルモン・自律神経・免疫からなる、危機管理システムが備わっています。
ですが、ストレスや栄養不足の状態が長期化すると、「いまは子孫を残すことよりも命を守ることが優先」と判断してしまい、生殖機能をストップさせてしまいます。
また女性ホルモンは、骨や血管を強くするなど、女性の健康を守る働きがあります。
生理が止まることはデメリットが大きい
生理が止まるということは、こうした女性ホルモンの恩恵も受けられなくなるということです。
子どもを産めなくなる以外にも、デメリットが多いのです。
ですから、本来きちんと生理があるべき20、30代なのに、3ヶ月以上生理がない人は病院に行くなど、すぐに対策が必要です。
(Photo by:http://www.ashinari.com/ )
著者: カラダノート編集部