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嗅覚障害とは? 嗅覚に関連する症例、異嗅症ってどんなもの?

耳鼻咽喉科の外来では、嗅覚障害をメインに訴えて受診をする方は、特殊な場合を除き、殆どいません。嗅覚異常は症状を聞いて、初めて明らかになる場合が殆どです。

 

その特殊なケースとしては、交通事故や労働災害などの外傷後の嗅覚異常と、中年の女性に多い風邪をひいた後の嗅覚異常が一般的です。

 

ところで嗅覚障害を来す疾患としては、鼻・副鼻腔炎を代表する呼吸性嗅覚障害ですが、それ以外にも嗅覚に関連する特徴のある症例はいろいろとあります。「異臭症」もそのひとつです。

 

異嗅症とは

嗅覚の減退や嗅覚の脱失が量的な異常として判断されるのに対して、異臭症は「本来のニオイと違って感じる」とか、「何を嗅いでも同じニオイに感じる」などの嗅覚の質的な以上に対して用いられる症状です。この異臭症には主に2つの症状があります。

 

1. ある特定のニオイに対してそれが本来持っているニオイとは異なって感じる症状

この場合、ニオイ感覚を引き起こす刺激物質が実際に存在するということが絶対条件です。

 

実際、患者が感じるニオイの感覚としては複数である場合と単一である場合がありますが、いずれの場合も、その原因は末梢の臭細胞から中枢の嗅覚野までの嗅覚経路のどこかにあることが考えられています。

 

2. ニオイ物質が存在しないにもかかわらずニオイの感覚が起こる症状。

自発性異常嗅覚と言われることもありますが、幻臭、鉤発作など、神経・精神医学的原因が明らかである場合には、異嗅症に含めるべきではないとされています。

 

この自発性異常臭覚は末梢・中枢いずれの神経障害においても起こりうるものです。

 

3. その他

その他の特殊な異常嗅覚として、悪臭症と嗅盲というものが存在します。悪臭症は上気道の疾患によって、実際に悪臭を発している状態のことを言います。治療は言うまでもなく、原疾患の治療が第一です。

 

嗅盲はきわめてまれな症状ですが、ある特定のニオイだけを感じない状態で、先天性のものと考えられています。

 

 

このように様々な異嗅症がありますが、嗅覚異常にはその他先天性のものや神経変性のものがありますので、異常を感じた場合は問診をしっかり受け、適切な治療を受ける必要があります。 

(Photo by://www.ashinari.com/)

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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