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気になる病気・症状

脳の病気からくる嗅覚異常とは?

   

神経変性疾患であるアルツハイマー病やパーキンソン病などでも、嗅覚障害はその一症状とされています。

 

原疾患の重症例ではその疾患の持つ特異性(痴呆)から、嗅覚障害が患者のQOL(quality of life)に影響を及ぼすことはほとんどありませんが、近年、軽傷例では嗅覚障害の異常が疾患の早期発見につながる可能性があるとされています。

 

1. アルツハイマー病
この病気では高い率で嗅覚障害が出現します。病気の進行により、嗅覚異常が増加する傾向にあります。

アルツハイマー病の軽傷の嗅覚異常の発生率が33%であるのに対し、重症例では100%という報告まであります。

また、痴呆の進行速度が嗅覚障害の程度を相関するとの報告もあります。

本疾患では治療面も介護面も早期診断が重要とされていますので、嗅覚検査が本疾患の早期診断に役立つとも言い換えられます。

 

2. パーキンソン病
パーキンソン病でも、古くから嗅覚異常が生じることが指摘されています。しかし、ニュウロンの障害により生じる本疾患に、どのような機序で感覚障害が発生するのかは、まだ十分に解明されていません。


パーキンソン病の病態モデルとしてMPTPというものがありますが、これをモンキーに投与したところ、嗅覚障害がみられてそうです。

その結果、嗅覚障害動物では嗅覚経路の1つである嗅結節ドパミン細胞の明らかな変性を認めたため、この部分がパーキンソン病における嗅覚障害の鍵を握っているのではないかと言われています。

 

3. 薬剤性嗅覚障害
抗がん剤などで、嗅覚障害を引き起こしたという例もあります。

 

いうまでもなく、嗅覚は視覚や聴覚と同様、人間の基本感覚の一つです。

その障害はQOLや日常生活の満足度の低下にも大きく関与します。

 

治療方法がまだ確立されていないし疾患ではありますが、席るだけ早めに、きちんとした治部耳鼻咽喉科で治療をすることをお勧めします。

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2008/11/19-010376.php )

 

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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