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気になる病気・症状

問診のほかにどんな検査があるの?味覚障害時に行われる検査

   

味覚障害を自覚し、耳鼻咽喉科を受診すると、薬剤性のものか亜鉛欠乏性のものか、肝不全や腎不全などの全身疾患によるものかを診断するために、問診の他に、次のような検査が行われます。

 

1. 血液検査など
・血液一般検査
・肝機能・腎機能・血糖値の検査
・血液中の血清微量金属検査(亜鉛・鉄など)
 (血清亜鉛60㎍/dl未満の場合は異常低値)

・尿一般検査

血液検査や尿検査で腎機能障害や肝機能障害の有無を見分けます。

 


2. 味覚機能の評価


1)味覚検査

味覚は、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味の5種類ありますが、そのうち、定量的味覚検査では旨味を除いた甘味・塩味・酸味・苦味の4種類の味覚に関しての閾値を測定します。舌の表面にある味蕾細胞で味を感じるわけですが、味覚検査(定性定量的味覚検査)では、この味蕾の感度を判定します。

2)アリナミンテスト

アリナミン注射液を静脈に注入し、注入開始からニンニク臭を感じ始めるまでの時間と感じなくなるまでの時間を計測するものです。

味覚障害の方は嗅覚障害を伴うことも多いため、その判定に用います。


3)基準嗅力検査

5種類の基準臭それぞれについて8段階の濃度が設定されています。

細長い濾紙の先端に基準となる臭いをつけ、濃度の薄い方から提示し、何かにおいを感じるまで濃度を濃くしていく検査方法です。

徐々に、何のにおいか判断できるまで濃度を上げていきます。

 

また、耳鏡・鼻鏡・口腔咽頭所見などを診察し、他の疾患との鑑別を行います。

 

検査を行い、明らかな味覚異常が発覚した場合は、問診の内容と併せてその原因にあった治療を開始します。

 

薬剤性の味覚障害を起こしやすい薬剤としては精神安定時や抗うつ剤のような口渇を伴うものがあります。(塩酸アミトリプチン、塩酸ビベリデンなど)本来は、原因となっている薬剤の使用を中止するのが理想ですが、味覚障害を引き起こしている薬剤を服用する必要性のほうが高い場合は、症状を緩和する方法を考慮していきます。

 

血清亜鉛値の低下を認めた場合などは亜鉛製剤(プロマックなど)を服用するなどして治療を行います。

 

まれにですが、脳腫瘍やその他重篤な身体合併症が原因の場合もありますので、安易に処理せずに、きちんと診察してもらうことが必要です。

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2009/05/03-018667.php )

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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