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記憶喪失としても知られている解離性障害

     

映画やドラマでよく目にする記憶喪失なるものは、脳の器質的な障害からくる記憶障害と、精神的な解離性のものとがあります。

 

全生活史健忘とは、記憶の中である特定の追想だけが障害される「選択的健忘」のうち、その人が生活する上での社会的な知識や一般知識は保たれているにもかかわらず、主に自分の生活史に密接に関連する記憶のほとんどを失っている状態をいいます。

 

また、心因性健忘は、抑圧という防衛機能を用いて、その人物にとって受け入れがたい事柄かを、意識から除去し、無意識の存在へと変えてしまう、積極的な心的過程の結果として生じます。


要するに、心因性の健忘は、単に記憶を失っているだけではなく、耐え難い苦痛や不安な体験に対する積極的な防衛機制です。

解離性障害にはDSM-Ⅳ(精神障害の診断と統計の手引き)では次のように分類されています。


1. 解離性健忘
2. 解離性遁走
3. 解離性同一性障害(多重人格)
4. 離人症性障害
5. 特定不能の解離性障害

 

日本で報告されている全生活性健忘の症例はほとんどが解離性健忘、または解離性遁走に該当すると思われます。

 

良く、配偶者が死去したにもかかわらず、その事実だけがすっぽりと抜けていたり、強姦された少女がその事実を全く覚えていないなど、心因性健忘に関しては比較的よくその症例を目にします。

 

全生活史健忘の患者は、その家族によって、神経内科や脳神経外科に受診させられることがよくあります。

もちろんそれは当然の判断でしょうが、検査の結果、重度の心的ストレスが引き起こした心因性の健忘が疑われる症例では、治療の早期から精神科医に関わってもらうべきです。

 

重篤なストレスには、複雑な家族関係や、時には自殺の危険のような数多くの問題が含まれている可能性があります。

あくまでも慎重に、そしてケースに沿ったケアが必要となります。

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/08/27-381303.php )

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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