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生活習慣病

慢性賢蔵病(CKD)の治療 いつ透析を考えるか

          

近年、国際的な末期腎不全患者数の著しい増加から、米国・欧州・日本などの関連機関は慢性腎臓病対策として様々な対策案を考えてきました。

 

中でも、腎臓の機能評価として糸球体濾過値(GFR)が60ml/1.73㎡以下になった場合を慢性腎臓病(CKD)と考え、早期発見・早期治療により進行を防止することを国際的に呼びかけています。

 

慢性腎臓病と判断された時点で、最終的には透析や腎移植を考慮せざるを得ません。

しかし、早期に治療を行うことで、透析が導入されるまでにかなり時間的な余地ができました。

しかしながら、GFR 15ml/分以下になると、どうしても透析を考慮せざるを得なくなります。それはGFRのみならず、総合的に判断したうえで決定されます。

 

Ⅰ.臨床症状
1. 体液貯留(全身浮腫・高度の低蛋白血症、肺水腫)
2. 体液異常(管理不能の電解質・塩酸基平衡異常)
3. 消化器症状(悪心・嘔吐・食欲不振・下痢など)
4. 循環器症状(重篤な高血圧、心不全、心包炎)
5. 神経症状(中枢・末梢神経障害、精神障害)
6. 血液異常(高度の貧血症状、出血傾向)
7. 視力異常(尿毒症性網膜症、糖尿病性網膜症)


これら1~7項目のうち3個以上のものを高度(30点)、2個を中等度(20点)、1個を経度(10点)とします。

 

Ⅱ.腎機能
血清クレアチニン(㎎/dl)(クレアチニン・クリアランス(ml/分))
8以上(10未満) 30点
5~8未満(10~20未満) 20点
3~5未満(20~30未満) 10点

 

Ⅲ.日常生活障害度
尿毒症状のため、起床できないものを高度(30点)
日常生活が著しく制限されるものを中等度(20点)
通勤・通学あるいは家庭内労働が困難になった場合を経度(10点)


Ⅰ~Ⅲを加えて60点以上を透析導入とします。


注:年少者(10歳未満)、高齢者(65歳以上)、全身性血管合併症のあるものについては10点を加算する。

 

透析は早すぎても遅すぎてもそれぞれリスクがあります。

様々な条件を考慮し、総合的に判断をした上で透析導入の是非を決める必要性があります。

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2008/11/23-010458.php )

 

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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