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生活習慣病

女性の閉経と高脂血症の関係

     

一般的に、女性は男性と比較して心血管疾患に罹患しにくいと言われてきていました。しかしこれは必ずしも正しくないようです。

 

高脂血症に対する注意喚起活動と、画期的なスタチン系薬剤の登場によって、男子の心血管系疾患による死亡率は明らかに減少していますが、女性のそれは男性を上回って、増加傾向にさえあります。

これは閉経後の女性の人口が増加していることに関係があるようです。

 

閉経は女性にとって、心血管系疾患の大きなリスクとなります。

米国の調査によれば、閉経後の心血管疾患の発症率は3倍に増加し、卵巣除去手術後には8倍にまで増加することが知られています。

これは女性ホルモンであるエストロゲンの低下に起因するものと考えられています。

 

脂質代謝に絞って閉経後の変化を追ってみたところ、エストロゲンの低下によって肝臓でのLDL受容体の減少を来し、血清総コレステロールは年齢とともに増加します。

その他にも中性脂肪やLDLコレステロールの増加など様々な要因が心血管疾患の基盤をなすと考えられます。

また、糖尿病も女性にとっては心血管疾患の高いリスクになります。

 

閉経後の女性の高脂血症は、食事療法程度では改善しないケースも多く、そういう場合はスタチン系薬剤を用いて、高脂血症の治療を行います。

まだはっきりとした報告はなされていませんが、このスタチン系薬剤が、骨密度を上げ、骨粗しょう症を予防する可能性があると注目されています。

 

確かにスタチン系薬剤を服用している方の骨密度が上がったというケースが多く認められていることも確かで、このことで骨折のリスクが軽減されるというのであれば、それは大きな付加価値かもしれません。

 

 

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2013/09/06-381709.php)

 

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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