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生活習慣病

脂質異常症の治療 コレステロールを下げすぎるとよくない?

    

高LDLコレステロール血症が、心臓の冠動脈硬化症の最も重要なリスクであることは広く知られています。

しかし、最近は冠動脈疾患の発症に対し、高脂血症治療薬(スタチン性薬剤)が確実な予防効果を示しています。

 

近年、心血管疾患に対して、LDLコレステロール値を平均70㎎/dlまで低下させて、発症を防ごうという強力なコレステロール低下療法の有用性が報告されています。

 

しかし、コレステロールは細胞膜の形成成分として重要で、副腎皮質ホルモンなどの材料にもなっている重要な栄養素でもあります。

はたして、その栄養素をそんなにも人工的に下げてしまってよいものなのか、疑問が残るところです。

 

そんな疑問を持った研究者が、スタチン性薬剤でコレステロールを強力に低下させた場合、心血管疾患以外での死亡率との関連性を調べてみたところ、スタチン性薬剤そのものと他の病気での死亡率との関係性は否定されました。

 

ただし、スタチン性薬剤を使用せずに低コレステロール状態におかれた方の場合、癌で死亡する方の割合が、低コレステロール群で増加の傾向があるとのデータがあります。

また、非心血管・非癌死(呼吸器系疾患死、消化器疾患死、外傷死など)は低コレステロール群では危険率が癌以上に高い危険率です。

 

そもそも、低コレステロール状態でも、副腎皮質ホルモンや性ホルモン生成にはなんら問題ないとも言われており、それらホルモンとの影響は否定されていますが、呼吸器系疾患や傷の治癒にはこの副腎皮質ホルモンはその治癒に大きな影響を示すこともわかっています。

 

確かにコレステロールというホルモン作成の材料が少なくなっても、人体は何とかしてそのホルモンを体の中で作り上げようとはするでしょう。

しかしその分、人体に何らかのストレスがかかるとは考えられないでしょうか。

 

心血管系疾患の予防にはきちんと脂質低下治療を行うべきです。

しかしながら、過度にコレステロール値を下げることは、まだ人体にとっての危険度は未知数といえます。

 

要するに何事も「適度に」血清脂肪値を管理することが必要だといえるでしょう。

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2010/12/13-344057.php )

 

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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