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ボツリヌス菌食中毒の治療に使われる抗毒素とは?

 

ボツリヌス菌は中毒例も少なくはない病気です。例えば日本国内では1984年に11名がボツリヌス菌の食中毒で死亡する事故が起きました。

なお、この時感染したのは36人ですので感染した人のうち3人に1人が死亡してしまったということになります。

そんなボツリヌス菌の治療に使われるのが抗毒素というものです。抗毒素とは何か、どんな風に作られているのかを見てみます。

 

●抗毒素って?

抗毒素はボツリヌス菌食中毒にだけ使われる言葉ではありません。破傷風や蛇に咬まれた時の毒にも抗毒素は存在します。

抗毒素とは簡単に言えば破傷風の毒、蛇の毒、そしてボツリヌス菌の毒を中和する作用のある存在です。毒を中和すれば重篤な症状を抑えられるのです。

 

●抗毒素の作り方

ボツリヌス菌食中毒の抗毒素の作り方として一般的なのはウマを利用したものです。ボツリヌス菌を作る毒素などを少しだけウマに投与して、免疫力で抗体を作らせます。

インフルエンザの元となる、けれどインフルエンザそのものよりははるかに症状が軽い細菌を体に入れて抗体を作る予防接種のようなものです。

ボツリヌス菌を薄めたようなもの、もしくは少量のボツリヌス菌をウマに投与してウマが免疫抗体を作ったら、そこから実際に人間に使える形に変化させます。

ウマ血清を調節してウマ免疫グロブリンというものに変えたのがボツリヌス菌食中毒の抗毒素です。

ただしウマ血清では全身アレルギーを呈する可能性もあるため、ヒト血清の製剤での治療を勧める医師も少なからず存在します。

 

ボツリヌス菌食中毒の治療に使われる抗毒素とは毒素を中和する役割を持つ物質です。ボツリヌス菌食中毒の治療ではウマ・ヒトから作られた血清をもとにした製剤を用います。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2012/09/28-370800.php])

 

著者: あさこすさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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