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アレルギー

何だか怖そう・・?吸入ステロイドの気になるところ

 

喘息の治療薬は大きく2つにわけられます。一つは気道の炎症を鎮めて喘息発作が起きないようにするための薬で、もう一つは喘息発作が起こったときに短時間で発作を抑えるための薬です。前者の薬は長期的に喘息を管理していく薬で、気道を炎症が起こらないような状態に保つ作用があります。

 

 

吸入ステロイド薬の役割

吸入ステロイド薬は炎症を抑える強力な作用があり、喘息治療における中心的な薬です。喘息の患者さんが持つアレルギーの原因物質は様々ですが、気道が慢性的に炎症しているということは共通しています。この炎症によって気道が傷つき、気道が傷つくことによって気道が過敏になり、気道が過敏になることによって炎症が起こりやすくなるという悪循環を起こし、次第に気道が狭くなっていき、喘息発作が引き起こされます。この悪循環を止める役割が吸入ステロイド薬です。

 

吸入ステロイド薬の効果

喘息に使われるステロイド薬は炎症の細胞の数を減らしたり、むくみを改善したり、粘膜を修復するなどの働きをする薬です。抗炎症作用が強く、炎症に関する様々な体の反応において、多面的に効果を発揮します。

 

ステロイドの副作用が怖い?

薬についてよく知っている人は、ステロイドと聞くと副作用が気になるのではないでしょうか。日本では効果の高いステロイドは副作用についても注意しなければならないという気持ち高くあるようです。たしかに不適切な使用によって副作用が重くなることはありますが、正しい使い方をすれば問題はありません

喘息のステロイド薬については吸入という方法が最も安全です。これは注射や点滴によって投与する方法と比べるとはるかに少ない量の吸入で済みます。口から取り込まれたステロイド薬は、まさに炎症を起こしている部分にとどまり、炎症を鎮めてくれます。吸入した一部のステロイド薬は粘膜や胃腸から吸収されますが、このステロイド薬は肝臓での代謝が非常によく、9割以上が不活化します。ただし、吸入によるステロイドの投与でも、ステロイドが口に残れば声が枯れたり、口腔カンジダという副作用が起こることがありますが、これらは吸入後のうがいで防ぐことができます。

 

 

緊急的な措置としてステロイドを点滴や注射で投与することもあります。そうした場合は副作用として高血圧や肥満、骨粗しょう症などを起こすことがありますが、これはあくまでも緊急性のある場合であって、普段の管理をしっかり行っていれば問題はありません。

 

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/07/23-025072.php?category=266])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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