カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 肺・気管支 >
  4. CO2ナルコーシス >
  5. CO2ナルコーシスはどうして起きる? 健康な人とCOPDの人の場合

気になる病気・症状

CO2ナルコーシスはどうして起きる? 健康な人とCOPDの人の場合

COPDなどで呼吸不全のある患者さんに、高濃度の酸素を投与すると呼吸が停止してしまうことをCO2ナルコーシスと言います。

 

どうしてそのような事が起きるのでしょうか?

 

健康な人の場合

どれくらいの深さとペースで呼吸をすればいいのかは、血液中の二酸化炭素濃度を計測する中枢性のセンサーと酸素濃度を計測する末梢性のセンサーから送られてくる情報をもとに脳が調節しています。

 

健康な人ではより敏感な中枢性のセンサーが主になって働いています。

 

COPDの人の場合

呼吸が十分に行えないために酸素と二酸化炭素の交換が十分に出来ません。すると、血中の酸素濃度は下がり二酸化炭素濃度は上がります。

 

二酸化炭素は体には毒なので、二酸化炭素濃度を計測していた中枢性のセンサーが働かなくなってしまいます。そうして酸素濃度を計測する末梢性のセンサーだけが働くことになります。

 

 

高濃度酸素の投与

健康な人は中枢性のセンサーが働いているので、高濃度の酸素を投与しても二酸化炭素の濃度が下がらなければ呼吸が止まることはありません。 

 

しかし、COPD患者のように末梢性のセンサーだけが働いている、つまり酸素の濃度だけを基準に呼吸が調節されている状態で高濃度の酸素を投与すると、脳は呼吸は十分にされていると判断して呼吸を停止してしまいます。

これがCO2ナルコーシスです。

 

死ぬより恐ろしい病だと言われているCOPDですが、呼吸ができなくて苦しそうだからといって不用意に手を差し伸べると命を落としてしまう可能性もあります。

 

体調管理もデリケートでとても気を使う病気なので、タバコを吸っている方は気をつけましょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/)

著者: クレメンタインさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

CO2ナルコーシスに関する記事

不用意な酸素投与は危険!CO2ナルコーシスはどうして起こる?

     呼吸は延髄にある呼吸中枢が受容体と言うセンサーから送られてくる情報...

CO2ナルコーシスを起こす原因となる疾患を知って予防しよう

CO2ナルコーシスとは、血中の酸素が少なくなり二酸化炭素が多くなりすぎることに...


CO2ナルコ-シスを防ぐには?酸素療法を常日頃からしておこう

  CO2ナルコ-シスを防ぐには普段から在宅酸素療法を受けることが効果的で...

カラダノートひろば

CO2ナルコーシスの関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る