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気になる病気・症状

確定診断の難しい肺塞栓症~どのような検査が行われるのか?~

 

肺塞栓症は原因不明とされる死亡の内、最も多いとされる原因の一つです。それほどに進行的な症状がなく、いきなり発症し、最悪の場合は突然死といった形になります。肺塞栓症が原因になって死に至る可能性は低いのですが、重症の場合は発症してから12時間で死亡することがあるため、診断が追いつきません。では肺塞栓症の診断はどのようにされるのでしょうか。

 

 

確定診断の難しさ

患者の症状や手術歴、血栓ができたことがあるか否か、それまでの患者の状態など、血栓を形成する可能性を考えた上で肺塞栓症を疑います。肺にある塞栓が大きい場合には明らかな症状が見られ、診断を下すのも早いのですが、たいていの場合は症状がほとんどなかったり、他の疾患でもよく見られる症状であったりして診断が難しくなります。これによって肺塞栓症は医師が確定診断をするのに最も難しい疾患の一つとされています。

 

判断材料 胸部X線検査

肺で血管を詰まらせている塞栓の血管影の小さな変化や、肺梗塞の兆候を見つけることができます。しかし、X線の結果は正常であることが多く、異常があったとしてもこれで肺塞栓症を確定診断できるとは限りません。

 

心電図検査

心電図で異常が見られることがありますが、一過性の場合が多いためこれによって確定診断できるわけではありません。

 

血液検査から様々な検査

肺塞栓症が疑われるけれども、その可能性が低い場合は血液検査によってDダイマーという物質の値を測定します。これが異常である場合はさらに、CT血管造影検査や、脚の超音波検査、肺血流スキャンなど適切に検査を行います

 

CT血管造影検査

これはCT検査の一種で血栓が大きい場合はかなり正確に診断を下せます

 

脚の超音波検査

肺塞栓症は脚で出来た血栓が血液の流れに乗って移動して起こります。そのため移動後に脚に血栓がないことを確認しても肺塞栓症ではないとは言えないのですが、脚に血栓が確認されれば肺塞栓症を想定して治療がなされます。

 

肺血流スキャン

肺をスキャンした画像を見て診断し、かなり正確に肺塞栓症を見つけられます。ただし、肺気腫などの肺塞栓症以外の疾患の症状を反映している場合もあります。

 

肺動脈血管造影法

これまでの検査は患者の体に負担のかかりにくい方法でしたが、これらで診断を下せない場合は、肺動脈血管造影法で検査をします。最も正確な方法である反面、患者の体に多少のリスクを背負わせるものですので、最終的な手段として用いられます。

 

 

突然死をまねくような肺塞栓症であった場合、どの検査を行うかというのは非常に大切な判断になってくるでしょう。

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2008/09/16-008398.php?category=393])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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