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アレルギー

アレルギー疾患の発症「衛生仮説」とは何かご存知ですか?

      

アレルギー疾患には、遺伝因子と環境因子をはじめとした外的因子が深く関係していると言われています。

 

しかし、最近注目されていることとして、アレルギーと感染との関係が挙げられ、この仮説として衛生仮説(hygiene hypothesis)が提唱されるようになってきました。

 

生活スタイルの都市化とともに衛生管理は極めて向上しており、抗生物質の発見により整体の防御機能は変化していったと考えられます。

 

生活環境の変化により、幼少期からのエンドトキシン(細菌などの微生物が作る物質)吸入の機会が増え、それが結果的に自然免疫を高めてしまい、免疫反応を発揮するTh1とTh2(ヘルパーT細胞)の不均衡を起こしているのではないかと考えられるようになりました。

 

このヘルパー細胞のTh1とTh2は、あくまでも均衡を保ちながら免疫反応を正常に保っているのですが、不均衡によるTh2の増加で、アレルギー反応が引き起こされているのではないかということです。

 

逆に、人体が寄生虫やA型肝炎や結核に感染すると、Th1が増加してアレルギー症状が改善することも知られています。

 

要するに、現代人の生活が、あまりにも衛生環境が整いすぎてしまったため、病原体に接触する機会が少なくなり、アレルギー疾患を増やしているという考え方です。

昔のように野山で遊んだり、動物と触れ合ったりして、適度に免疫系を刺激して免疫力を高め、アレルギーを起こしにくくしようという考え方が、今徐々に広まりつつあります。

 

アレルギー疾患は慢性疾患である上、その病態は依然不明な点が多く、治療ガイドラインが普及している今でも医師の個々の裁量に治療が委ねられている所があります。

 

難治な病気であるがゆえに不安を抱き、病院を転々とした結果症状を悪化させる方もいるかもしれません。

 

しかし、20年前よりも10年前、10年前よりも現在の方が、確実に治療薬や治療法も進化をし、あれほど発症すると重篤な症状に陥っていた疾患も、最近では入院せずに治療できるケースが多くなっていることも事実です。

 

今後、遺伝子をはじめとしたアレルギー疾患の遺伝情報が明らかになっていくことで、より難治性疾患の治療が進歩していくことが期待されています。

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/09/15-382033.php?category=2 )

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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