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危険!注意を要する不整脈~知っておきたい不整脈のタイプ別症状~

 

実は不整脈は年をとればほとんどの人に見られるものです。健常者が1日~2日にわたって心電図を記録してみると、中年以上の年齢であれば毎日1回から2回は不整脈が見つかります。こういった程度のものも数えれば誰にでも見られると言っても過言ではないのが不整脈なのです。ではどんな不整脈に気をつけなければならないのでしょうか。

 

健康管理のために毎日自分の脈をとっていますと言う人は少ないと思います。自分の脈が乱れたからと言って、それによって常に自覚症状があるかというとそういったわけでもなく、むしろほとんどの場合で気づきません。そのためほとんどの場合は、毎日脈をとっていますと言う人でない限り気づかないでしょう。不整脈の程度がひどくなって、やっとそこで何かおかしいなと気づくくらいです。

 

危険なのは

極端な頻脈(脈が異常にはやい)が起こっているか、一時的に心臓が止まっているなどによって起こる以下のような症状が最も危険です。

何もしていないときにふっと意識が遠のく

 

急に意識を失う

こうした失神症状が出た場合はすぐに医療機関を受診する必要があります。これは単純に意識を失うだけではなくそのまま転んで頭を打つなど二次的な外傷も考えられますので、普段から息切れをしやすいなど頻脈の傾向がある人は十分注意が必要です。

 

次に除脈(脈が異常に遅い)が起こっていて引き起こされるのが以下の症状です。

体を動かす際にひどく息切れを感じる

この場合、脈が遅すぎることで心不全を引き起こしている可能性があります。

 

 

さらに頻脈によって引き起こされているであろう以下の症状も注意すべきものです。

急に起こる動悸

動悸が突然始まり突然終わる

脈が不規則な上に速い

これは頻脈の中でも病的と考えてよく、多くは脈拍数が150から200前後になります。これによって血圧が下がり、脈が正常にふれにくく、これと同時に息苦しさや冷や汗と言った症状があらわれます。

 

 

不整脈はそれ自体もそうですが、それによって引き起こされる心臓機能の低下や血液循環への支障が問題になります。自覚症状がある場合はすぐに医療機関を受診するのがよいでしょう。

 

 

不整脈になったら運転免許返納しなければならない!?不整脈と運転免許について知っておこう

ICDやCRT-Dとは除細動器の一種で、不整脈の治療に使われることもあります。

ICDやCRT-Dを植え込んだ場合には運転免許について少し注意点があるので、それを紹介します。

 

●原則は禁止

特定の疾病の方は運転中に発作等を起こす危険があるので運転制限がされることもあります。

心臓に入れ込む機械にはペースメーカーがありますが、ペースメーカーは原則運転OKとなっています。

一方で、実は不整脈で埋め込まれるICDやCRT-Dなどの場合は原則的に運転禁止になっているので、ICDやCRT-Dを埋め込んだ時点で書類を提出し、最終的に運転免許を持っていてもOKかどうかが判断されます。

 

●診断書を警察に提出

ICDやCRT-Dを埋め込んだ時点で運転免許を持っている方は、診断書を警察に提出しなければなりません。

そして、ポイントとなるのは『日本不整脈学会もしくは日本心不全学会が主催するICD研修を履修した医師が記載した診断書』を提出しなければいけないことです。

このICD研修を履修していない医師が記載した診断書は無効になるので注意してください。

 

●6か月間の保留・再評価もあります

ICDやCRT-Dを埋め込んだからと言って必ず運転できないわけではなく、その場では運転を控えるべきと判断され、保留されることも考えられます。

半年後に様子を見て、運転適性に問題がなければ運転が出来る可能性もあるのです。

どのような目的で埋め込みが行われたか、ICDやCRT-Dが作動するような体の危険は今までにあったかどうかも評価・再評価の重要なポイントです。

 

事故を起こす危険性が上がる、発作などで車が暴走する可能性があることからICDやCRT-Dを埋め込んだ患者の運転には十分注意が必要です。

運転を許可されたとしても半年ごとに再審査を受けなければなりません。

 

 

徐脈性不整脈となる原因

心臓の脈拍の速さが低下し、人体に必要な酸素の供給が不足してしまう徐脈性不整脈は、その酸素供給不足のため様々な症状を伴います。中には何の前触れもない失神症状なども起こる場合もあり、危険性が高いと言える疾患です。

 

その徐脈性不整脈を根治的に治療する方法はほぼありません。現在の所、対症療法的に心臓の脈拍が遅くなることを完治し、電気信号で心臓を刺激するペースメーカーを埋め込む治療が主に行われています。

 

治すことが難しいのであれば、徐脈性不整脈となる前に予防することが望ましいでしょう。そのためにはまず徐脈性不整脈となる原因を知る必要があります。

 

■徐脈性不整脈となる要因

1.遺伝性心異常

2.心臓の何らかの疾患、それ以外の疾患を治療する薬物による副作用の影響

3.自然な老化現象

4.心臓発作による組織変化

5.洞不全症候群(洞機能不全)

6.洞房ブロック

 

※心臓内の電気信号に障害が生じることを「ブロック」と呼ぶ。

 

徐脈性不整脈となるのは、遺伝性であったり老化現象によるリスクの上昇であったり等、避けようのない原因である場合がたしかにあります。

 

しかしそれ以外の原因を減らすことで、徐脈性不整脈となる事を先延ばしにすることや、重症化することを予防することは可能なのです。

 

徐脈性不整脈となってしまえば、その後の生活は治療のために埋め込んだペースメーカーによって大きく制限されることになる事を考えると、できる限り心臓への負担を軽減させ、不整脈となる原因を除去する対策を行うことは必要です。

 

 

心配する必要のない不整脈・してはいけない不整脈

不整脈は早急に医師に診てもらうべきものから、日常生活に何ら支障のないものまで様々あります。そのため、不整脈という言葉だけでなく、どういった程度のどんな不整脈で、どれほどの危険がある不整脈なのかを知る必要があります。

 

心配する必要のない不整脈

不整脈は、脈を打つのが異常に遅い除脈、脈を打つのが異常に速い頻脈、そして脈が不規則であったり飛んだりする期外収縮の3つにわけられます。こうした不整脈の中でも以下のような場合は過度に心配する必要のない不整脈と言えます。

脈がたまに飛ぶくらいの不整脈

自覚症状のない除脈

運動や緊張興奮によって速くなる脈

1分間120回までの頻脈

運動や緊張興奮によって脈が速くなるのは生理現象ですので当たり前です。ただし、これも少しの運動で過度に息切れをするなどの症状を伴うのであれば注意が必要になってきます。また、安静にしている時に起こる頻脈でも、数十秒から数分の間に脈が速く打つことがあるけれど、1分間に打つ脈が120までで、その後脈が落ち着いてくると言った場合も頻脈ではあっても病的な頻脈ということにはなりませんので心配はいりません。

 

心配してはいけない不整脈

上記の1分間に120回までの頻脈のケースでは、実際に脈が速く打っているわけですから、それなりに恐怖感を覚える人もいます。しかしそういった不安感や恐怖感によって、体が興奮状態になることが余計に脈を速くします。また、不安感から過呼吸になってそれがより不整脈の不安をあおり、動悸や手足のしびれと言った症状を引き起こすのです。こうした状態で救急車で運ばれることも少なくないため、1分間で120回と言う数字をしっかりと認識し、自分を落ち着かせることが大切です。

 

ただし

心配する必要のない不整脈と言っても、その原因は単純な心臓の電気障害ではないかもしれません。心臓病や甲状腺の異常、高血圧、肺の疾患など他の疾患から不整脈を引き起こしている可能性もありますので、病院で心電図検査などで確認しておくことが大切です。

 

やみくもに不整脈を怖がっていると、それによって二次的な症状を引き起こすこともあります。正しく知ることが非常に大切です。

 

 

こんな症状ありませんか?知っておきたい不整脈のタイプ別症状 

不整脈は大きく分けると3つのタイプがあることがわかっています。

脈が遅くなるタイプを徐脈、脈が速くなるタイプを頻脈、脈がとぎれとぎれになるタイプを期外収縮と呼んでいます。

それぞれのタイプにおける症状を紹介しますので、不整脈早期発見のために役立ててみてください。

 

●期外収縮不整脈で注目したい動悸

期外収縮不整脈はそのほかの不整脈に比べると症状が少なめというのが特徴です。

まったくの無症状で、検査の結果期外収縮不整脈だったとわかるケースも少なくはありません。

そんな期外収縮不整脈で現れる症状のひとつが動悸です。急に胸がドキドキしてきた場合には期外収縮タイプの可能性があります。

 

●多様な症状を持つ頻脈

頻脈タイプの不整脈は期外収縮や徐脈タイプに比べて多種多様な症状を持っています。

動悸はもちろんのこと、胸の痛み、めまい、眼前暗転など不整脈から想像される症状のほとんどが頻脈タイプの不整脈の症状です。

胸のあたりが少し痛い、なんだか気持ち悪いというのも頻脈タイプの不整脈の症状です。

 

●脱力感が中心の徐脈タイプ

徐脈タイプの不整脈で出る症状はめまい、動悸など期外収縮タイプや頻脈タイプと重複するものもありますが、脱力感が特徴です。

これはほかのタイプの不整脈ではあまり見られない症状とも言われています。急に力がフッと抜けてしまう時などには要注意です。

 

不整脈の症状は3タイプによってそれぞれ少しずつ違いますが、詳しい部分は検査をしてみないとわかりません。

まずは不整脈の可能性があることを考えてかかりつけ医などに相談しているのが望ましいです。

不整脈はストレスや睡眠不足などでも誘発されやすいメジャーな病気で、もともと心臓病の既往歴がある方は特に注意が必要です。

 

 

徐脈性不整脈に必要なのは周囲の理解 

■徐脈性不整脈の治療のために必要なもので最も重要なものがあります。

それは周囲の理解です。

徐脈性不整脈を治療すると言うことは、大抵がペースメーカーを身体に埋め込み、心臓の脈拍をモニターすることが必要となるのです。

このペースメーカーを埋め込み生活すると言うことは、携帯電話や満員電車にのるなど、普段何気ない行動が生命の危険に繋がることにもなりかねなくなります。

ペースメーカー使用者は社会で生活する上で大きなハンデとリスクを負っていることとなります。少しでもそのリスクを軽減するためには、周囲の理解と協力が必要不可欠なのです。

 

■徐脈性不整脈患者に必要な理解

1.携帯電話の使用を控える

●携帯電話の電磁波がペースメーカーの誤作動を引き起すリスクがあります。

●よほど近くで使わない限り、他人が使う携帯電話が徐脈性不整脈患者のペースメーカーに影響を与える事は無いが、見るだけで不安にさせることとなってしまいます。

●満員電車など、距離的に携帯電話でペースメーカーに影響を与える状況になりやすく、またその状況になっても徐脈性不整脈患者が離れることができません。

 

2.激しい運動・スポーツの制限

●埋め込まれたペースメーカーに圧迫を与えないためにも、徐脈性不整脈患者は運動を制限されることになります。

 

 

■ペースメーカーを使用するとなると、近くで携帯電話を使用することを禁止したり、激しい運動を拒否しなければならなくなります。

 

これは徐脈性不整脈患者にとっては命に直結する問題であり、周囲は理解して受け入れなければならないのです。

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2009/04/15-017009.php?category=52])

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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