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介護・認知症

痛みを抑え、掻きむしるのを防ぐ!老人性乾皮症の治療薬!

 

老人性乾皮症の治療では、症状に合わせて塗り薬を中心に使用します。主な薬をまとめました。

 

 

塗り薬(外用薬)

予防の段階から、掻き壊して炎症に移行した場合まで、次のような塗り薬を用います。

 

◆予防~軽度

・白色ワセリン軟膏

皮脂を補い、皮膚の水分を保持します。

刺激が弱いため、高齢者のデリケートな肌にも安心して使えます。使用感はややベタつきます。皮脂の分泌が減少した高齢者の皮膚に塗ると、水分の蒸散を防ぐことができます。

老人乾皮症を発症しやすい秋から冬にかけて、予防として入浴後に白色ワセリンを塗布しても良いでしょう。

 

◆軽度~中度

・尿素軟膏

角質層の水分を保ちます。皮膚の水分保持に関わる尿素の量が加齢とともに減少するため、軟膏で補います。

尿素には角質の溶解作用もあるため、ガサガサになった角質を柔らかくします。

 

・へパリノイド製剤

水分を保持する作用がとても強く、保湿剤の役割をします。血行を改善するはたらきもあるため、皮膚の新陳代謝を促します。

 

◆中度~重度

・副腎皮質ステロイド外用剤

抗炎症剤です。老人性乾皮症が悪化し、掻き壊した部分に炎症がおきたり、湿疹が見られる場合に使います。ステロイド外用剤は効き目が強いため、塗布する量や場所、期間に注意が必要です。炎症や湿疹が治まるまで、限定的に使われます。

 

 

内服薬

老人性乾皮症の治療は塗り薬が基本ですが、痒みが酷くて睡眠に支障をきたすようなケースでは、内服薬も処方されます。

 

・抗ヒスタミン剤:痒みで眠れない時に処方されることが多い薬です。薬の副作用として、眠気をもよおします。

 

・抗アレルギー剤:痒みを和らげる、予防する作用があります。眠気をもよおす副作用は、あまりありません。

 

 

症状に合わせて、適切な薬を使用しましょう。痒みを抑え、掻き壊しを防ぐことが大切です。

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/02/28-376738.php)

 

著者: honpoさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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