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高齢者のオムツかぶれを防ごう~原因編

オムツを使用している高齢者に多い皮膚トラブルが、オムツかぶれです。オムツかぶれから別の皮膚疾患になるケースもあります。

 

オムツかぶれのメカニズムを知り、予防に役立てましょう。

  

オムツかぶれとは

一般的にオムツかぶれと呼ばれる状態は、「接触性皮膚炎」という疾患です。

さらに細かくいうと、皮膚が一定期間強い刺激にさらされて起こる「一時刺激性接触皮膚炎」にあたります。

 

オムツかぶれの場合、「一時刺激」は、次の2つです。

◆化学的刺激:排泄物によるアルカリ性の刺激

◆物理的刺激:オムツとの摩擦、陰部洗浄時や排泄物の拭き取りで生じる皮膚への負担

 

要因

オムツかぶれを引き起こす要因は複数あります。単独でもオムツかぶれは起きますが、いくつかの要因が重なると、より危険が高まります。

 

・オムツ内の蒸れ

以前よりもオムツの性能がアップし、通気性が良いものが売られています。しかし、オムツ内は密閉された状態のため、どうしても高温多湿になってしまいます。これは、細菌が繁殖するのに絶好の環境です。

 

・化学的な刺激

健康な皮膚の表面は弱酸性です。しかし、尿は時間がたつとアルカリ性に変化します。便、特にゆるい便には腸液が含まれるので、アルカリ性を呈します。アルカリの刺激が皮膚を傷めます。

 

・皮膚がもろい

高齢者の皮膚はデリケートなうえ、蒸れたオムツ内の皮膚はもろくはがれやすくなります。小さな刺激でも皮膚がはがれ、かぶれが広がります。

 

・バリア機能の低下

オムツを使用している場合、陰部に付着した排泄物を取り除くために陰部洗浄を行います。頻繁に陰部洗浄をすると、過剰に皮脂を洗い流してしまい、皮膚表面のバリア機能が低下します。

 

高齢者のオムツ内は、かぶれる条件が整っているといっても過言ではありません。これらの要因を少しでも取り除くことが、オムツかぶれ防止には欠かせません。 

(Photo by://www.ashinari.com/)

著者: honpoさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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