育児
躾の上手な親は、子供の自我を尊重している!?
しつけは、自我を尊重しましょう。
否定の言葉、つまり『ダメ』や『●●しなさい』という命令はしないようにしましょう。
しつけのコツ
厳しいしつけが子供にはいいと考えている人も多いと思いますが、子供は親の厳しい叱りに対して委縮します。厳しくするという行為には、一歩間違えば子供が委縮するほどの恐怖となるのです。
つまり、言うことを聞くいい子になるかもしれませんが、子供によっては反抗的になったり、母親の叱りがエスカレートする恐れがあります。
厳しく話す時とそうでない時を上手く使い分け、しつけを行うようにしましょう。
自我が芽生えてくる2~3歳の子供は、自分が納得できれば約束を守ったり、ダメなことはしないというブレーキをかけることができます。
まずは、子供が自主的にこうしよう、ああしようと考えることのできるような導きをすることが大事です。
●怒って教えることと、そうでないもののメリハリ
全てのことに対して怒っていたり、生命の危機にも結び付くようなことを冷静に話したり…これでは本当に気をつけなければならないことが分からなくなってしまいます。
ライターを触ってはいけない…、道路の真ん中を歩いてはいけない…、これだけはやってはいけないということがたくさんあります。
危険なことは、厳しくかつ手短かに教えます。
ダラダラと怒るよりも、少し大げさでもよいので厳しく話しましょう。
不安やママの表情にびっくりして泣いてしまうこともあるでしょうが、それでも教えるべきことは厳しく教えましょう。
教えたあとは、抱きしめてあげ、不安を取り除いてあげましょう。
●なぜしなければならないのか?を一緒に追及する
箸の持ち方や挨拶など教えたいことはたくさんでしょう。
一気にたくさん教えたい気持ちもわかりますが、少しずつゆっくり教えていきましょう。
例えば、『挨拶』を教えるにしても、何故しなければならないのかを一緒に考えましょう。
挨拶をしてもらえなくても『挨拶は?』と叱るのではなく、挨拶をしてくれなくて寂しい人を演じてみましょう。
怒られてする挨拶に比べ、気持ちの良い挨拶が身に付きますね。
●見守る
2~3歳頃の子供は、親のしてほしくないことをいっぱいします。
危険のない程度のことは、関わり過ぎず見守ることが大切です。
例えば、喧嘩をしても、すぐに謝らせるのではなく、相手が泣いているのを見て『何故?』と考えさせます。
そうすると自分の行動を頭の中で振り返るでしょう。
自分が悪かったらすぐに『ごめんね』を伝えることを教え、もし納得いかない出来事があったのなら、子供の言いわけを聞いてみます。
気持ちに寄り添い→正しい方に導くという順序にしましょう。
子供のしつけは、毎日の積み重ねです。
しつけと考えるよりも、世の中を生きていくための知識をつけさせるというように、少し気楽に考えてみると良いでしょう。
お母さんが『しつけ!しつけ!』となっていると、子供にもお母さんのイライラがうつってしまいますよ。
著者: カラダノート編集部