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リウマチと似ている線維筋痛症、原因や症状は?

リウマチだと決めつけないで!リウマチと似ている線維筋痛症

リウマチとは、手足がこわばって動かなかったり、痛みや痺れ、腫れなどの症状を伴うものです。

高齢者に多く長年のリウマチで整骨院に通いつめている患者さんも多いことでしょう。

日本では70万人以上の患者さんがこのリウマチに悩まされていることもあり、とても有名な症状です。

このリウマチに症状が似ているのが、線維筋痛症です。

リウマチと症状が似ていることもあり、リウマチとして治療を続けていたりする患者さんも多いようですので、線維筋痛症を良く理解しておくことが必要です。

 

症状は?

症状はリウマチと勘違いするほど、リウマチに似た症状です。

全身のいたるところに痛みや痺れ、だるさがあり、それらが慢性化した痛みとなります。

痛みなどにムラがあり、体調の変化や季節によって痛みの度合いが変わってくるところも、リウマチと良く似ています。

 

リウマチとの区別の仕方は?

線維筋痛症にかかっている患者さんも、そのほとんどがリウマチとして治療していることでしょう。

それではどうしたらリウマチと区別することができるのでしょうか?

 

リウマチと同じような症状ですが、特に全身の激しい痛みが特徴で、リウマチであれば日常生活が困難とまでは行かない状態ですが、それ以上の痛みと考えればよいでしょう。

関節リウマチなどはその箇所部分だけに痛みやこわばりがあるものですが、線維筋痛症は全身に症状が出ることが多いです。

そしてその症状は3ヶ月以上も持続することが多くそれらを基準にリウマチと区別すると良いでしょう。

 

筋肉痛・関節痛・頭痛・胃痛・胸痛・腰痛・背中の痛み・膝の痛み

圧痛(何もしていない状態では痛みはないが、押すなどの圧力をかけると痛みが生じる)

こわばり(手足が硬くなってうまく動かせない)

疲労感・疲れ・睡眠障害・抑うつ状態

 

リウマチに似た症状でありながら、上記のような症状もみられるのならば、線維筋痛症を疑ってみたほうがよいでしょう。

リウマチだろうと決め付けるのではなく、病院を受診してみるようにしましょう。

 

全身の原因不明の痛み…もしかして線維筋痛症!?

リウマチと良く似た症状のため、リウマチと勘違いしたまま治療を続けている患者も多い、線維筋痛症。

あまり聞きなれない言葉ですが、皆さんはご存知でしょうか?

 

検査でも異常が見つけられない

検査をしてもほとんど異常が見つけられないのが、この線維筋痛症です。レントゲン撮影やCTスキャン、MRIでも異常は見つけることができません。

稀に、血液検査で抗核抗体の弱陽性や、補体値の低下などの免疫学的な軽度の異常が見られることがあるくらいです。

そのため現在の日本ではまだ認識が低く、リウマチであると診断されたりすることも多いのが現状です。アメリカのリウマチ科ではよくある病気として浸透しているので、少しずつではありますが日本でもその影響が出てきているようです。男性よりも女性のほうが発症率が高く、人口の2パーセント位の発症率のようです。原因は不明で未だ解明されておらず、何らかの免疫異常や外傷、ストレスなども原因となることもあるようです。

 

リウマチと似た症状

リウマチと勘違いするほど、症状は良く似ています。全身の様々な箇所で、痛みや痺れ、こわばりなどを感じます。リウマチでは関節リウマチが多いので、手足や腰などに痛みが出ることが多いですが、線維筋痛症は全身のいたるところで痛みが発生することも特徴のひとつです。

そしてこれらのリウマチに似た痛みやこわばりと合わせて、疲労・不眠・胃痛・下痢・頻尿・生理不順などの症状がよく見られます。

 

また、精神的症状の抑うつ状態や精神不安なども時として見られることがあるのも特徴です。

 

リウマチとしては痛みが強すぎると感じたり、その他の異常が見られるようでしたら、線維筋痛症を疑って病院を受診してみるとよいでしょう。

 

そして症状に合った薬を処方してもらうようにしましょう。

 

あちこちが痛くてどうしようもない!線維筋痛症の基準って何?

線維筋痛症は日本人の1.7%がかかっているとされる病気ですので、100人いたら最低でも1人は線維筋痛症ということになります。

推定患者も含めると200万人近い人が線維筋痛症の痛みに苦しんでいるとも言われており、けして珍しい病気ではありません。

そんな線維筋痛症の診断基準を知っておきましょう。

 

血液検査やX線検査では見つかりにくい

線維筋痛症の診断が難しいのは血液検査やX線検査など、一般的な臨床検査で見つかりにくいことにあります。

血液内の成分の異常、腫瘍が出来ているなどといった症状は線維筋痛症にはほとんどないからです。

そのため、痛みを中心にした診断基準をアメリカのリウマチ学会が作り、日本でもそれが採用されています。

 

●11か所の圧痛点をチェック!

圧痛点というのは誰かに押されたときに痛みを感じる点のことです。検査においては医師が体の18か所を押すので、それに対して痛みを感じるかどうかをチェックします。

首回り、膝の内側、肘の内側、臀部付近4か所、背中から首にかけてが18か所の圧痛点チェックをし、そのうち11か所以上当てはまると線維筋痛症の可能性が高いです。

 

●痛みは3カ月以上

線維筋痛症を診断する上でもうひとつ大事なことが、痛みが3カ月以上続いているかどうかということです。

3カ月以内の場合は一時的な痛み、例えば打撲の後遺症なども考えられなくはありません。

3カ月以上痛みが続いているときで、なおかつ11か所の圧痛点を持っていると線維筋痛症とされます。

 

圧痛点を押した時に感じる痛みについては、痛みの程度を数字で表す方式が一般的です。

まったく痛くない感覚を0、一番強い痛みを10として痛みの判断をします。

線維筋痛症とわかったら薬物療法から治療をスタートします。

 

線維筋痛症の症状である痛み…どれくらいの痛みなの?

線維筋痛症は単体では自費診療になってしまうこと、臨床検査で異常が出ないことから見逃されがちなことなどの特徴を持っている『あらゆる場所の痛み』を伴う病気です。

線維筋痛症の基本的な症状である痛みはどれくらいなのかを見てみます。

 

●痛みのスコアは関節リウマチよりも高い

同じように痛みを伴う病気に関節リウマチがありますが、線維筋痛症の痛みは関節リウマチよりも強い痛みということが研究によって明らかになりました。

これは、東京医科大学八王子医療センターの岡寛氏の研究によるものです。

 

この研究は45例の関節リウマチと161例の線維筋痛症の痛み度、痛みを評価するスケールの比較を行ったものです。

痛みを測る機器による測定を行ったところ、関節リウマチの痛みで最も多いのは0-199の痛みです(数字が高いほど痛い)。

一方で線維筋痛症では500-999が最も多かったのです。

骨折の痛みが1000ですので、線維筋痛症は場合によっては骨折レベルの痛みということになります。

 

●痛みから精神障害を起こすことも…

線維筋痛症の誤診に多いのが精神障害です。なぜかというと痛みがひどいストレスになってパニック障害や不安障害を起こすケースがあるからです。

そのため、表面に出ている精神的な症状だけを切り取ってパニック障害・全般性不安障害などの診断が下されることもあります。

つまり、線維筋痛症の痛みはパニックや慢性的な憂鬱感を引き起こすものとも言えます。

 

線維筋痛症による痛みではあちこちが痛すぎて眠れない、起き上がれない、痛みから逃れようと自殺を図るケースまであると言われています。

 

3カ月以上体に痛みを感じているのであれば線維筋痛症を疑って、専門医にかかることをおすすめします。

 

(Photo by: http://www.pakutaso.com/20120354086post-1320.html[])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-18掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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