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過活動膀胱の尿漏れを防ぐ薬物療法

 

過活動膀胱の治療は、機能異常を起こした排尿筋を治療するため、膀胱訓練という行動療法を長い期間行わなければならなくなります。
当然その間、症状である尿漏れや頻尿などは継続して発症し続けるのです。

尿失禁の症状をそのまま放置していては、行動療法の方にも差し支えてしまいます。
そこで、過活動膀胱の症状を抑制する薬物療法が並行して行われることになるのです。

■過活動膀胱に有効な薬物療法


●薬物療法で尿漏れをコントロール
過活動膀胱自体の原因は、排尿筋の機能異常によるものですが、それによって引き起される尿漏れは薬物療法によって対症療法的に緩和することが可能です。
根本的治療とはなりませんが、肝心の尿漏れを防ぎ、日常生活を通常通り営ませてくれる重要な治療法です。

●尿漏れに効果のある薬
1.抗コリン薬
アセチルコリンが受容体と結合することを阻害する抗コリン作動薬です。この作用によって副交感神経が抑制され、尿意を押さえ込み、尿漏れを予防してくれます。
2.塩酸フラボキサート
頻尿や残尿感などに効果があります。
3.抗うつ薬
遺尿症や夜尿症などに効果が現れる場合もあるそうです。
4.カプサイシン
唐辛子の成分ですが、この成分の無髄知覚神経の奪還作用を利用して脊髄性排尿筋過活動の尿失禁に対して、治療効果が確認されています。
5.ボツリヌストキシン
別名ボツリヌス毒素で、食中毒などの原因菌が産み出す毒素ですが、その作用は美容にも用いられ、難治の過活動膀胱に対しても正しく使用することによって治療効果を発揮することが可能です。

過活動膀胱による尿漏れを防ぐ対症療法的な薬物療法はいくつもあります。
ですが、薬物療法には副作用が付きものであり、使用する薬の中には元々毒性のあるものや刺激物も入っています。
できることなら、膀胱訓練の方を速やかに進行させ、できる限り薬物療法に頼る期間を短くした方が健康にとって良いでしょう。

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/3911)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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