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直腸脱と内痔核脱肛の違い 直脱腸とは?予防や症状について

 

直腸脱は肛門から直腸が脱出することから脱肛とも呼ばれます。

場合によってはこの脱肛という名前の方が有名かもしれませんが、正式には直腸脱となっているのです。

その理由は、同じ肛門と直腸付近の疾患として内痔核脱肛というに同じ脱肛の名前を持った疾患があるため紛らわしいからでしょう。

 

直腸脱を脱肛とすると、内痔核脱肛と似たような名前となりますが、この二つの疾患は明確に違います。

症状はもちろんのこと、治療法も全く異なるため区別するためにも直腸脱と呼ぶ方が良いでしょう。

 

■直腸脱と内痔核脱肛の違い

●直腸脱

肛門から直腸粘膜、もしくは直腸全層が脱出する症状であり、痔核などのできものは存在しません。

 

●内痔核脱肛

肛門内部に出来た痔核が大きくなることで、肛門に隠しきれず飛び出した状態で維持される重度の痔核の状態です。

 

●違い

直腸脱と内痔核の違いは、肛門から飛び出すものの違いで明確となります。

どちらも肛門から何かが飛び出すことになる症状ですが、内痔核は明らかにできものです。

そして、直腸脱は直腸自体が飛び出すことになります。

お互いの症状が進行することによってその違いは明確になるでしょうが、早期の段階では素人目には判断の付けづらい症例となるでしょう。

早期の場合、手で押し込めば元に戻る対処法も同様となるのでなおさらです。

 

●専門医の診察

どちらの疾患も早期に治療を始めることが望ましく、見分けることも難しいので、異常を感じたらすぐに専門医の診察を受けることがお勧めです。

どちらにしろ治療の必要であることは変わらず、治療法も異なりますので、専門医の助けが必ず必要となります。

 

内痔核脱肛も内痔核が大きく成長してしまえば直腸脱と見分けがつかないこともありえます。

こうした紛らわしい疾患は専門医に診察してもらうことが一番です。

内痔核はもちろんのこと、直腸脱も進行しない早期の内に治療を始めることが望ましいため、迅速な治療の開始を心がけましょう。

 

いきみで直腸が飛び出る!?直腸脱

直腸脱と聞くと脱肛のことかと思うかもしれませんが、厳密には違います。

脱肛は確かに直腸脱の初期の状態を指すこともありますが、それに加えていぼ痔が進行し、内痔核が肛門から飛び出あすことも内痔核脱肛と呼び紛らわしくなっているのです。

そのため、直腸粘膜などが肛門から飛び出す症状を脱肛ではなく直腸脱と呼ぶことになっています。

骨盤底の衰えによって直腸が通常よりもさらに下がり、下がった直腸が排便時のいきみによって肛門から飛び出してしまうのが原因です。

初期の状態ならば、手で押し込むだけで元に戻せるのですが、治療せずに放置しておくと、手で押し戻せなくなるほど進行してしまいます。

 

■直腸脱の症状

●肛門から直腸が脱出

直腸脱とは直腸粘膜とその奥の直腸壁が肛門から外部に脱出してしまう病気です。

重度の直腸脱は、直腸壁全層が10センチから20センチほど肛門から飛び出すことになるのです。

 

●原因

1.骨盤底が直腸を固定できない

直腸は骨盤底が支えることでその位置を保持しています。

何らかの原因でその骨盤底が脆弱化することで直腸の位置が低下し、その分だけ肛門から脱出することになります。

2.排便時のいきみ

もちろん直腸が単に位置が下がるだけで脱出に至るわけではありません。

そこからさらに排便時に過剰に息むことで下がった直腸が肛門から外部に脱出することになります。

3.腹圧

たとえ肛門から直腸脱の状態で維持されていなくても、骨盤底の脆弱化により直腸が下がっている状態では、腹圧をかけるだけで、肛門から脱出するようになっています。

 

直腸脱の治療は初期であればあるほど簡単ですが、重度になると手術が必要となる難病となるのです。

骨盤底の代わりに直腸を支え固定する方法は様々なで、どれもが有効性のある手術法ですが、可能ならば手術以外の方法で早期に治療することが望ましいでしょう。

 

あなたの骨盤底筋弱っていませんか?直腸脱を防ぐためには!

骨盤底筋は骨盤の底を支えてくれている筋肉です。

子宮、膀胱、直腸などを支えているので、骨盤底筋が弱ってくると直腸脱や尿漏れの原因になります。

 

こんな人は要注意!

直腸脱や尿漏れなんて高齢者の病気だと思って油断してはいけません!

骨盤底筋の衰えは若いうちからの生活習慣が深く関わっています。

○子供を何人も出産している

○運動が嫌いだor座り仕事である

○便秘体質である

○慢性的な腰痛がある

○ハイヒールをはくことが多いor外反母趾や偏平足だ

○生理周期が不規則

○O脚もしくはX脚

○尿切れが悪い

○肥満である

○身体が固い

これらの項目に当てはまる数が多かった人は要注意です!

 

骨盤底筋を鍛えるには

骨盤底筋はその名の通り骨盤の底にあります。

脚の筋肉や腹筋と深い関係があるので、骨盤の角度や脚の角度を意識しながら運動することによって骨盤底筋を鍛えることが出来ます。

○ウォーキングをする時にはお尻にも力を入れて

ガニ股や内股は絶対にダメです。つま先をまっすぐに向けて、肛門を締めるようなイメージで歩いてみましょう。

普段ハイヒールをばかり履く人は、裸足で土の上を歩くのも効果的です。

 

○筋トレ中もお尻を締める

スクワットや腹筋をしている時にも肛門を締めるのを忘れないようにしましょう。

内転筋にも筋肉がついて、姿勢も綺麗になって一石二鳥です。

 

まとめ

骨盤底筋の衰えは姿勢が悪くなるなどの外見上のマイナスだけでなく、直腸脱や尿漏れなどを引き起こす原因になってきます。

逆に言えば、骨盤底筋を鍛えれば外見も良くなり、腰痛や月経不順の改善にもなり、膣の締りも良くなりホルモンバランスの改善や性生活の向上にも繋がります。

毎日少しづつ鍛えて行きましょう!

 

直腸脱の症状はどのように進行する?

直腸脱は肛門から直腸部分が飛び出してしまう病気です。

骨盤底の脆弱化によってその症状は進行し、直腸部分の脱出部分も大きくなってきます。

肛門から脱出した直腸部位によって二つに分類され、初期の直腸粘膜が飛び出しただけの状態は不完全直腸脱とされ、その先の直腸全層が飛び出した状態は完全直腸脱となり重度の直腸脱と診断されます。

そのまま進行すれば、脱出した直腸全層の長さが20センチ以上にもなるほど進行し、手術をしなければどうにもならない状態になる可能性もあるのです。

 

特に、排便時だけ直腸が脱出するのではなく、単に立ち上がり歩くだけで直腸脱となってしまう状態となってしまっては速やかに治療するしかないでしょう。

 

■直腸脱の症状の進行

直腸脱は直腸の位置が下がるだけでなく、浅い直腸脱を繰り返すことで肛門括約筋の障害を伴い、直腸脱の症状も進行していくことになります。

放置していくことで、どんどん悪化し、脱出する直腸の長さも大きくなるのです。

 

●症状の分類

1.不完全直腸脱

肛門から脱出するのが直腸粘膜のみの状態です。

2.完全直腸脱

直腸全層が肛門から脱出する状態となります。

 

●進行

1.排便時の脱出

直腸脱も最初は、排便時に直腸の脱出が確認するだけで、浅い症状で自然に、もしくは手で押し込むことですぐに元に戻ります。

 

2.歩行時の脱出

直腸脱が進行すると、歩行時などにも直腸が肛門から脱出する症状が認められるようになり、肛門括約筋の障害が伴うようになるのです。

 

直腸脱の治療は成人だと手術が主な方法ですが、直腸脱の進行が初期の不完全直腸脱ならば、骨盤底を鍛え直し、排便時にいきみを少なくするなど簡単な対処法で症状を改善することが可能となります。

(Photo by: http://www.photo-ac.com/main/detail/581)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-08掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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