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子どもの肝臓に発生する悪性の腫瘍「胚芽種」の症状や治療

 

子どもの肝臓に発生する悪性の腫瘍、つまりがんのうち、もっとも頻度の高いものが肝芽腫という腫瘍です。子どもの肝腫瘍の約6割が悪性で、そのうちの9割以上はこの肝芽腫か肝細胞がんという腫瘍が占めています。

 

 

あまり多くはない

発生頻度の高いがんと述べましたが、その発生頻度は決して高くありません。日本において肝芽腫の発生は年間で50人にも満たないほどで、数万人か数十万人に一人の割合で発生するとされています。

 

90%以上が完治

以前この胚芽種の治療において抗がん剤治療はあまり有効でないとされてきました。しかし、現在では抗がん剤治療の有効性が認められるようになり、その結果、手術が不可能な大きな腫瘍であっても抗がん剤治療の補助をもってして、手術での完治が可能になりました。

 

主症状

主な症状は右腹部のしこりが認められます。このしこりの大きさに気づいて病院を受診するケースが少なくないのですが、実際乳幼児に多いこの疾患は、それが故に症状を訴えるということはまれで、保護者が肝臓の位置に表面がでこぼことしたかたい感触のしこりを確認して受診することが多いようです。進行していくと発育不全栄養障害体重増加の不良などの他、授乳の際の吸飲力の低下や、不機嫌発熱などの症状が続くことがあります。また、肝臓から他の器官に転移すると四肢の痛みリンパ節の腫れ貧血症状などが認められるようになっていきます。

 

検査診断治療

肝芽腫の場合、血液の中に診断に必要な物質が含まれており、その有無を確認することでガンの有無を知ることができます。そのほか、肝芽腫の大きさや位置などを確認するためにMRICT検査といった画像診断も行われます。治療に際しては抗がん剤などによる化学療法を中心として、手術による根治を目指します。これは抗がん剤によって腫瘍を小さくしてから、確実にがん化した腫瘍を切りとるために行われます。

 

 

肝臓は再生機能を持っています。子どもの場合の肝細胞の再生機能は非常に強く、肝臓の大部分を切除しても問題がないほどです。そのため、手術と言う選択肢が非常に有効とされています。

 

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/02/23-014430.php?category=51])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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